書籍『編集進化論』(仲俣 暁生 編集、フィルムアート社編集部 編集)より
このページは、書籍『編集進化論』(仲俣 暁生 編集、フィルムアート社編集部 編集)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・類書にはないウリを探せ!
この「豆単」に代わり、英単語集に革命的な変化を起こしたのは、「出る単」こと、森一郎の『試験に出る英単語』(青春出版社)でした。初版の発行は一九六七年。
「出る単」のコアは、まず収録語数を絞り込んでいること。「豆単」が三八〇〇語なのに対し、「出る単」は一八〇〇語です。次に、A→Zという辞書式の語彙配列ではなく、入試頻出の単語から順番に並べていること。さらに、一語一訳主義を採用していること。
・『本とコンピュータ』の仕事をしていたときに、この「と」っていうのはすごく面白いと思った。「と」は vs にもなるし、 and にもなるし、 with にもなるし、 or にもなる。「と」って結構いろんな組み合わせがあって二つの文化をつき合わせられるものだな、と。
・編集していくうえで、全体を俯瞰できることと同時に細部にまで目を行き渡らせることが大切です。木を見て森を見ていなかったり、森は見てるけど、木々を見つめてないと、意図したものができない、完成度が落ちる。そんなものになってしまいます。
・企画書の五つのポイント
「企画書」は次の五つの要素で構成されます。①タイトル、②企画意図(狙い)、③企画内容、④構成内容、⑤取材希望日や担当者などの連絡先他、必要事項。企画書には、これらの要素を簡潔にまとめることが大事です
・プロジェクト編集における重要なポイントが三つあります。1 新しさ、2 タイミング、3 面白さ。
・numabooksは、書籍売り場やライブラリのプロデュース、書店や出版取次ぎのコンサルティング、電子書籍のような新しいメディアの企画立案など、アナログからデジタルまで「本」に関わる案件を生業としている。
(※参考:numabooksのウェブサイトはこちら)
●書籍『編集進化論~editするのは誰か?』より
仲俣 暁生 編集
フィルムアート社編集部 編集
フィルムアート社 (2010年9月初版)
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