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まつもと あつし 氏 書籍『生き残るメディア 死ぬメディア』より

このページは、書籍『生き残るメディア 死ぬメディア』(まつもと あつし 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・出版業界の最前線を取材し続けてきた業界紙「文化通信」の編集長・星野渉氏(中略)は言う。「今まで“本が売れなくて潰れた出版社”なんて聞いたことがない」と。(中略)


流通に委託した時点で、例えば翌月入金という具合にお金が入ってくる「条件払い」という仕組みがあります。この手が使えるのはいわゆる大手・老舗の出版社に限られていますが、名前の通った出版社が倒産する原因は、出版不況ではなく、この仕組みに依存した自転車操業であることがほとんどなのです。


・出版社はもともとアウトソース型の事情構造でした。私は電子出版でも印刷会社の協力が欠かせないと考えています。

文化通信/星野渉氏談


・世界の書籍のうち、20%がパブリックドメイン、70%が絶版と言われています。つまり残りの10%しか出版社は流通させていない。仮に現在絶版だが半分は文庫化などで再活用のチャンスを窺って(うながって)いるとしても35%は完全に死蔵している。

ボイジャー/荻野正昭氏談

※参考:パブリックドメイン (public domain) とは、著作物や発明などの知的創作物について、知的財産権が発生していない状態又は消滅した状態のことをいう。Wikipediaより


・気をつけないといけないのが、例えば、「紙の本を買ってくれた人には本文のPDFをダウンロード可能にする」といった場合、同じ作品を電子書籍として販売していると、景表法(不当景品類及び不当表示防止法)の規定上NGになってしまう可能性があることです。


中経出版の例では、電子書籍を販売していないので問題ないのですが、今後このあたりの扱いは難しくなるでしょう。


※BOOK☆WALKERの運営を担当する角川コンテンツゲートの安本洋一常務取締役談


●書籍『生き残るメディア 死ぬメディア~出版・映像ビジネスのゆくえ』より
まつもと あつし 著
アスキー・メディアワークス (2010年12月初版)
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