ちきりん 氏　書籍『ゆるく考えよう～人生を１００倍ラクにする思考法』より

このページは、書籍『ゆるく考えよう～人生を１００倍ラクにする思考法』（ちきりん 著）から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。

・ニートのもともとの意味は、「仕事も勉強も職業訓練もしていない状態」ということですが、その前提には「仕事と勉強と訓練にしか価値がない」という考えがあります。この考えこそ問題ではないでしょうか。世界の全員がたった３つのことにしか価値を認めないなんて、ちょっと怖いです。

・商品やサービスには、人のライフサイクルや人生のあり方を変えるようなものと、個々人の精神的な満足度を向上させるものがあります。前者の代表的なものは、車や新幹線、飛行機です。

・お金を払うより、お金を稼ぐほうが学べるし成長できる（中略）学びたければ金を稼げ、金を払っている場合じゃないってことなのです。

・ネット上で大流行の、この方式で売られている商材を、典型的な売り文句と共に分類してみました。

(１)儲かる系（中略）
(２)ビジネスノウハウ系（中略）
(３)不治の病が治る系（中略）
(４)ダイエット系（中略）
(５)いきなりモテはじめる系（中略）
(６)性的なコンプレックス系（中略）
(７)能力がなくても成果がでる系（中略）
(８)難しい技術があっという間に身につく系（中略）

そしてこの８つのカテゴリーをさらに大括りにしてみると・・・・・・

A．カネ
(１)儲かる系
(２)ビジネスノウハウ系

B．健康
(３)不治の病が治る系
(４)ダイエット系

C．色(女・男)
(５)いきなりモテはじめる系
(６)性的なコンプレックス系

D．出世・成功
(７)能力がなくても成果がでる系
(８)難しい技術があっという間に身につく系

・「所有」という時代遅れ（中略）

世の中は今、より所有しない時代へ向かっています。豊かさとモノの所有量は乖離しはじめ、「豊かな人ほど持たない」といえる状況も起こりつつあります。

たとえば、
●持ち家より、賃貸物件に住む
●マイカーよりレンタカー、カーシェアリング、タクシーを利用する

・大事なことはインプットではなく、「アウトプットにつながるインプット」なのです。

・ちきりん家には「よかった確認」という習慣があります。どんなに絶望的に思えることでも、その中になんらかの意義を見いだし、「よかったね」と確認するというもので、ちきりんの母はこれの天才です。

道に迷ったときに「ダイエットになってよかったね」というくらいは序の口で、誰かが飲み物をこぼすと、床を拭いた後、「汚れていた床の掃除ができてよかった」といいます。

旅行先が空いていれば「混雑がなくてよかった」、混んでいれば「活気があって楽しかった」、病気をすれば「健康のありがたさがわかってよかった」となります。（中略）

物事にはよい面と悪い面があるのです。どうせならよい面をより多く見て生きていけば楽しく暮らせます。わざわざ悲観的に考える必要など、どこにもないのです。

●書籍『ゆるく考えよう～人生を１００倍ラクにする思考法』より
ちきりん 著
イースト・プレス (2011年1月初版)
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