書籍『どうしたらおもしろい人間になれますか?』(よしもとクリエイティブカレッジ 編集)より
このページは、書籍『どうしたらおもしろい人間になれますか?』(よしもとクリエイティブカレッジ 編集)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「合う、合わない」と言う前に、他人が自分とは違う感覚を持っているのだということを認識し、おもしろがることです。そして、自分が他人に見ているのは、その人の多面的な顔のほんの一面に過ぎないのだと意識することです。他人に対して、「人って様々だなあ、人間ておもしろいなあ」という感覚を入れ込むことはとても大切なのです。
・私が考える一流の芸人には、3つの共通点があります。
①知的欲求が非常に強い
②ものを正面から見ない
③人を見る目がある(中略)
一流に芸人さんの周りには、一流のスタッフが集まる、ということに他なりません。
・準備があるから、チャンスをつかめる(中略)
番組の企画出しは24週間前が基本。つまり、10月の再編時期を狙うなら、4月には企画ができていなければ間に合わないののです。
・ハプニングにどう対処するか(中略)
交通事情やそれ以外の事情で出演者が遅刻したり、到着がギリギリになってしまうことも少なくありません。そんなときは、あえてそこに焦点を当てて見せていきます。
「レギュラーの出演者がいない?」「なんでいないんだ?」と、お客さんの疑問に思っていることにオープニングであえて触れて、それを笑いに変えていくのです。あるいは、ギリギリに到着した出演者の焦りと安堵が混じった表情や汗をわざとクローズアップしていけば、その人のいつもとは違った一面を見せることができます。
・バレーボールという競技を中継するのではなく、バレーボールを通した先にある、人間ドキュメントを映そうと。
・よしもとグッズの購入層を分析すると統計から女性が8割を占めています。対して男性は2割。ただ、男女問わず20代の割合が高いという特徴があります。
・イベントとは、何らかの目的を達成する手段として行なわれる、行・催事です。(中略)
日本イベント産業振興協会が分類していますので、その分類で説明します。イベントの種類は、その性格によって3つに分類されます。以下、順に見ていきましょう。
①公共イベント(パブリック・イベント)
国や自治体が行なうもので、住民たちへの貢献などを目的としています。(中略)
②産業イベント(コーポレート・イベント)
企業が行なうもので、商品のPRや販売促進も目的があり、見本一やキャンペーンなどが含まれます。ここでは、企業の営利目的の他に企業の文化貢献等の目的もあります。
③市民イベント(コミュニティー・イベント)
市民組織や任意のグループが行い、地域活性化や交流促進などを目的としています。町内会のお祭りなどが含まれます。
さらに、各イベントの形態では、6つに分類することができます。(中略)
①博覧会系イベント(中略)
②展示会・見本一系イベント(中略)
③祭り系イベント(中略)
④会議・集会系イベント(中略)
⑤文化・芸能系イベント(中略)
⑥スポーツ系イベント
・笑いの裏側にはいつも「怒り」と「哀しみ」があると思っています。
・形式知と暗黙知(中略)
形式知とは、誰の目にも見えるデータや具体的な手法などを指します。一方、暗黙知とは、表面上には現れない、経験や勘に基づく言葉などで表現するのが難しい知識を指します。(中略)
頭で習得できるものと、身体でしか会得できないものがあるということをわかった上で、学ぶということを考えることが大切なのです。
・できないことを捨てていけばおのずとできることだけが残る。
板尾創路氏談
●書籍『どうしたらおもしろい人間になれますか?~よしもと式クリエイター養成講座の現場から』より
よしもとクリエイティブカレッジ 編集
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