鈴木 その子 氏 書籍『やせたい人は食べなさい』より
このページは、書籍『やせたい人は食べなさい』(鈴木 その子 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・人間の食欲は、意識や気分にするものではなく、生きようとする無意識の本能の成せる業です。それを意識で我慢してはいけない、無理に抑えてはなりません。
・メロンの一切れやオレンジジュースの一杯より一膳のごはんのほうが、ごはん中心の献立のほうが、はるかに低カロリーで栄養のバランスもよく、健康や肥満防止に役立つことを体験的に知っていたからです。
・人間の体は、入るべきものが定期的に規則正しく入っていけば、体もそれに合ったメカニズムを発揮します。が、逆に、入ったり入らなかったりで、食事が不安定になってくると、入らなかったときに備えて入った分でまかなおうとする------すなわち、緊急時に備えて皮下脂肪にエネルギー源を貯えようとするのです。
・一日二食は、太ること、体重を増やすことを宿命づけたれた相撲社会の“知恵”なのです。その相撲取りの知恵を、痩せたいあなたがわざわざ実践することはありません。
また、このような一食抜きの食事をすると、食事と食事の間隔が空き、腹ペコの状態で次の食事をすることになる------すなわち、一食の量をつい食べ過ぎる結果になって(中略)痩せるどころか、かえって太ってしまうわけです。
・痩せたければ、ウドン・ソバの「つゆ」は飲まない、シチュー類は具だけを食べる、ステーキの肉汁を使って作ったソースはかけない・・・・・・というぐらいの注意をしてください。
・「五大栄養素」という言葉はあなたもご存知でしょう。炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、無機質の五つです。このうち、炭水化物、タンパク質、脂肪の三つは、いずれも体内で酸化燃焼してエネルギー供給源となるので、栄養素の中でも意義が大きく、「三大栄養素」と呼んでいます。
・生野菜サラダは、肥満食(中略)
ごはんみたいにおなかいっぱい食べるわけじゃないし・・・・・・。なるほど、なるほど。それはそうです。
でも、だからこそ、つい摂り過ぎてしまうわけです。サラダ油は(中略)たった大さじ一・五杯で、ほぼごはん一膳分と同量のカロリーがあります。
・鈴木式の6つのポイント(中略)
健康にも美容によい、そして自然に痩せられる副産物が次の六つです。
①高タンパク質、高脂肪の摂り過ぎを避ける。
②ヨードを多く摂る。
③繊維質を多く摂る。
④ビタミンを上手に摂る。
⑤カルシウムを上手に摂る。
⑥塩分の摂り過ぎを避ける。
・食物繊維がもっとも多い食べものは、①海草、②キノコ類、③野菜、豆、イモなど、④穀類・・・・・・の順になります。
・痩せるためによかれと思って、砂糖を控え、クリームやミルクを入れている行為は、結果的に高いカロリーを摂取している------すなわち、肥満防止に役立つどころか、むしろ肥満を増長している行為であることがわかるはずです。それだけでなく、脂肪が体内で燃える際に発生する有害物質や不完全燃焼の弊害も見逃せません。
●書籍『やせたい人は食べなさい~減量常識を破る奇跡の鈴木式』より
鈴木 その子 著
祥伝社 (1980年6月初版)
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