大久保 寛司 氏 書籍『考えてみる』(文屋 刊)より
このページは、書籍『考えてみる』(大久保 寛司 著、文屋 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・寄り添う
彼女は会社を辞めたくなった。(中略)
苦しんでいる人 悩んでいる人の心に
アドバイスは届くだろうか
辞める理由を聞き それを解決しても
きっと心は変わらなかっただろう
何も聞かず ただ寄り添うことの大切さを 教えられた
・多くの人は
表面的な技術やハウツーを学ぼうとする
それよりも
基本となる本質的なものがあるのだ
「本質」は目に見えない
簡単にまねることも
理解することもできない
だからこそ大事
簡単にまねられるものなど うまくいかない
「本質」を 積み上げていくことだ
・捨ててしまえ(中略)
理由を言うな
言い訳をするな
謙虚に 素直に
自分を見つめることだ
何を守ろうとしているのだ
醜い愚かな自分を守って何になるというのだ
そんなもの すべて捨ててしまえ
・無条件
反応を期待するな
見返りを求めるな
ひたすら ひたすら
与えきることだ
無条件になることだ
条件つきではだめだ
一切の条件を捨てることだ
それでこそ
自分を磨くことができるのだ
・求めない(中略)
求めていると 自分が苦しくなる
苦しみの一つは 相手に求めるから
相手も同じように わかってほしいのかもしれない
与える側に立つと
理解してほしい苦しみから抜け出せる
わかってあげる側に立とうとすることは
とても 自分に親切なこと
・常に自分の立場だけから ものを観るのではなく
いちばん高いところから観ることを 習慣にすると
自分自身を大きくすることが できるかもしれない
・己を知ること
己の浅さを知ることが
己をより深くすること
己の低さを知ることが
己をより高くすること
己の小ささを知ることが
己をより大きくすること
己の醜さを知ることが
己をより清くすること
今の自分を知ることが
とても大切なこと
・今 大切なこと(中略)
少しでも成長できる日でありたい
少しでも自分を深める日でありたい
少しでも自分を高める日でありたい
・よいと思うことは 断じて進めよう(中略)
何かをすれば
必ず何かしら非難めいたことを言う人はいるものです
他人のたった一言に心を奪われ
せっかくのよいことを止めるべきではありません
しょせん 出る杭は打たれるものです
・相手の姿は自分の姿(中略)
自分の周りが 親切でない人ばかりなら
自分の周りが すばらしい人ばかりなら
それが あなた自身です
●書籍『考えてみる』より
大久保 寛司 著
文屋 (2010年3月初版)
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