ジャン‐ノエル ジャンヌネー 氏 書籍『Googleとの闘い』より
このページは、書籍『Googleとの闘い』(ジャン‐ノエル ジャンヌネー 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・グーデンベルグの時代から人々が編んできた書物の数は(西洋で印刷された書物についてだけでも)1億冊を超える。(中略)それでもこの厖大な数のほんの一部でしかない。したがって我々はどんな本が選択され、どんな基準でリスト化されるかに着目しなければならない。
・ウェブは確実に書架の奥に埋もれていた作品に光を当てるようになるだろう。
・図書館の人たちも書店の人たちもまもなく用済みになると怖れおののく必要はない、私は結論したい。図書館員の社会的・文化的役割はますます重要になり、いっそうの評価を得るだろう。
・図書館員の役割は(中略)読者のもつ混乱を整理し、膨大な量の情報源や媒体から適切な情報を見つけ出し提供してきたのである。
・フランスでは、長いこと、テレビで本の広告をするのは問題があると考えられてきた(少なくとも、公共放送では)。
・グーグルのもつ計画の弱点の一つは、長期的な保管と保存という問題について明らかに無関心なことである。これもまた商業的な計画に隠された短期性によるものだ。
●書籍『Googleとの闘い~文化の多様性を守るために』より
ジャン‐ノエル ジャンヌネー 著
佐々木 勉 翻訳
岩波書店 (2007年11月初版)
※amazonで詳細を見る