眞喜屋 実行 氏 書籍『お金をかけずに売上を上げる 販促ネタ77』より
このページは、書籍『お金をかけずに売上を上げる 販促ネタ77』(眞喜屋 実行 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・ポテチを5000円で売る。
これを実現するためには、どんなアイデアが考えられるでしょうか?(中略)
夜のお店で、キレイに着飾ったお姉さまが甘~い言葉付きで密着して食べさせてくれるとしたら・・・・・・・。100円どころの価値ではないでしょう。(中略)
東京スカイツリーの展望台を貸し切って、夜景を見ながらムードたっぷりにポテチを食べる。これも100円どころではありません。
・お客さま自身が気付いていない「来店する理由」を提案する(中略)
3泊4日でフルマラソンを完走するプラン。皇居周辺を1日15kmほど走り、専門家も併走して助言してくれるというもの。
・具体的数字で置き換えたアプローチがお客さまを振り向かせる(中略)
「あと2名さま、お願いできませんか?」
「今日は、70名さまお願いしていて現在68名。あと2名さまです」
「50kg以上ある18歳以上の方で・・・・・・」
・フル利用なら1万円のサービスを、一部利用で2000円で提供できないか?(中略)
お客さまにとって、また時と場合によって、必要な部分が違います。フルサービスにこだわらず「小分け」して提供してみませんか?
・商品そのものをウリにするよりも、プロのワザをウリにできないか?(中略)
お客さま自身では「失敗しやすい・手間がかかる」ことを、プロの技術で代行すると喜ばれる。
・お客様の「買いたい」スイッチを押す言葉(中略)
「本日は完売しました」(中略)
欲しいモノが手に入らないと、さらに欲しくなる
無理して生産性を増やして、魂の安売りをしない
・1日に1万個売れるプリンがあるのをご存じですか?コンビニ・サークルKサンクスの「窯出しとろけるプリン」です。
※参考:http://www.circleksunkus.jp/wakuwaku/cherie_dolce/torokeru_pudding.html
・お店のポリシーやこだわりを、無言で伝えることはできないか?(中略)
料理にこだわっている料理屋さん(中略)
3種類も醤油が置いてあれば、お客さまにもお店のこだわりが伝わります。(中略)
店主は、
「料理を美味しく食べて欲しい」
「お刺身は、この醤油で食べると美味い!」
「出し巻き玉子は、この醤油で食べると美味い!」
そう思って3種類にしているはずです。
・複数の商品バリエーションを順に投入すると、すべてが欲しくなる(中略)
マクドナルドはBig Americaキャンペーンを行いました。(中略)
このキャンペーンですが、「順番に」発売したことがミソです。既に4つのバーガーは完成しているのに、しかも4種とも発表しているのに、いっぺんに発売せず一つずつ「順番に」発売したんです。「順番に」発売することでこんな効果が出てきます。
▼お客さまの焦点が集中する(中略)
▼収集欲がくすぐられる(中略)
▼選択の仕方が変わる(中略)
▼予告が期待を大きくする
・「売り込まなくても売れる」POPの中身
あるお店の子供用くつ売り場に「なるほどぉ」と唸ってしまうPOPがありました。
〈靴選びのポイント〉
①指がのびのび
②底が曲がる
③かかとガッチリ
④足うらにフィット
・手と手が触れ合う、人と人との温かみを感じさせる接客のしくみ(中略)
普通のお店にはあるのに、ディズニーショップにはないもの。それは『お会計用のトレー』です。代金やお釣りを置くためのトレーです。ディズニーショップにはあれがないのです。(中略)
お金のやり取りが、全て「手渡し」になるんですね。代金は手で取って、お釣りも手から手へとお渡しすることになります。(中略)
お金という大切なものには、人の手を介したい。人と人が触れ合うタイミングを増やしたい。そういうディズニーのこだわりですね。
・旬ネタやツール、ヒットする言葉などは、時代によってどんどんと変わっていき、1年もすれば古びたものになってしまいます、でも、【心・人情の部分】はそう簡単には変わりません。
●書籍『お金をかけずに売上を上げる 販促ネタ77』より
眞喜屋 実行 著
ぱる出版 (2010年8月初版)
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