久米 正雄 氏 書籍『文章の作り方』より
このページは、書籍『文章の作り方』(久米 正雄 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・文章をよく読み、よく書くといふ事は、文明の利器を最も善く利用するといふ事
・直喩は比喩のなかでも、最も原始的なもので、一つのものを他の一つのものに喩へるものにある。物を喩えるといふことは、二つのものを比較して、その二つものゝ相似た點を読者に印象させることによって表現を一層力強いものにすることである。
鏡のように澄んだ水。
櫻の花のやうな頬の色。
・よい文章のもとはよい思想である。よい思想のもとはよい人格である。よい人格のもとは日常のよい心掛けにある。故に日常のよい心掛けこと善き文章のもとである
・文章修行の法則として「三多の法」というふことを説いた。三多の法とは
多読
多作
多商量
多く読むこと(中略)多く作ること(中略)多商量とは、自分の文章を練り、添削し、推敲することである。
●書籍『文章の作り方』より
久米 正雄 著
新潮社 (1949年1月初版)
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