書籍『その道のプロが集めた「話のネタ」秘ノート』(話題の達人倶楽部 編集)より
このページは、書籍『その道のプロが集めた「話のネタ」秘ノート』(話題の達人倶楽部 編集)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・欧米の雪だるまは3段なのに、なぜ日本は2段なの?(中略)
日本の雪だるまが、その呼び名のとおり、座禅を組むダルマをモデルにしているからである。(中略)座った状態を表している。それに対して、欧米のスノウマンは、立った人の姿を模しているので、脚の部分もくっつけて、三段式の雪だるまとなっている。
・「ククレカレー」の「ククレ」って何のこと?(中略)
ククレとは「クックレス」の略。「調理のいらないカレー」という意味なのだ。
・「フマキラー」の「フマ」に潜む2種類の昆虫とは?
殺虫剤フマキラーの「フマ」は、発売元の造語。ハエは英語で「フライ(fly)」、蚊は英語で「マスキート(mosquito)」、「フマ」とはこの二つの単語の最初の文字を合わせたものだ。
・「政府専用機」の中は一体どうなっているのか?(中略)
外見は普通のジャンボ機だが、機内の様子は民間機とはまったく違う。機体の前方一階には貴賓室、婦人室、シャワールーム、秘書官室などが設けられ、中央部には会議室、さらに後方に向かって事務室、随行員室と続き、最後方が同行する新聞記者などが座る客席になっている。
・判決の最初に「被告人は・・・」とあれば無罪!?(中略)
無罪の場合、まず「被告人は無罪」と述べるのが通例で、最初の一言は、必ず「被告人は」となる。それに対して、有罪の場合、「被告人を懲役5年に処す」というように、最初の一言が「被告人を」となる。つまり、「被告人は」とくれば無罪、「被告人を」で始まると有罪というわけである。
・コーヒーを冷やして飲むのは日本人の発明って本当?(中略)
大正時代に日本人がコーヒーを冷やして飲み始め、それが海外に伝わって、やがてヨーロッパやアメリカ社会に浸透していく。いまや、世界中で飲まれているアイスコーヒーの発祥の地は、じつは日本だったのだ。
・日本で最初に「お手拭き」をつけた店は?
お弁当に最初にお手拭きをつけたのは、シウマイで有名な横浜の崎陽軒。1955年(昭和30)、崎陽軒が駅弁にお手拭きを添えたのが、その始まりだ。アルコールをひたした紙を袋につめた「簡易お手拭き」を考案した業者がいて、崎陽軒がそれを採用したのだった。
・ワザビの辛さをより引き出すためには、砂糖をひとつまみ入れるといい。砂糖の甘さが、ワザビの辛味成分を引き立たせ、より強い辛味を感じることができる。
・「シナチク」ってそもそも何?(中略)
中国産の「麻竹」というタケノコ。日本産のタケノコは、土から出るか出ないかという時期に掘り起こした若芽を食用にするが、麻竹は、地上50センチ、太さも直径15センチくらいにまで成長したものを使う。
・フランス人は関西人同様、「マック」を「マクド」という!?(中略)
フランスでも、マクドナルドは「マクド」と呼ばれている。その理由は、フランス語の「マック」という言葉の意味にあった。フランスでは「マック」というと、「女衒(ぜげん)」「ポン引き」という意味になってしまうので、使いにくかったのだ。
※参考:女衒(ぜげん)とは、主に若い女性を買い付け、遊郭などで性風俗関係の仕事を強制的にさせる人身売買の仲介業のこと。
ウィキペディアより
・パソコンが固まるのに、ケータイが固まらないのは?(中略)
携帯電話が緊急時に使えないという事態を防ぐため、製造段階で十分考慮されているからである。(中略)インストールするソフトの数を抑え、さらに製造段階でインストールするソフト同士の相性をチェックしている。
・ダイヤが本物かどうか自分で見分ける方法は?(中略)
ダイヤを冷凍庫で5分くらい冷やして、取り出すという方法である。そうすると、最初のうち、ダイヤの表面は空気中の水蒸気がついて曇るが、本物ならアッという間に曇りが消え、本来の輝きを取り戻す。本物のダイヤは熱伝導率がずば抜けて高い
・電話の前に発明されていたファックスの謎とは?
現在利用されているようなファクシミリが登場したのは、1974年(昭和49)のこと。一般家庭にも普及したのは、80年代後半からのことだが、じつはファクシミリの原理が発明されたのは、グラハム・ベルによって、電話の原理が発明されるよりも前のことだった。
ベルが電話の特許を申請したのは1876年(明治9)のこと。しかし、それから33年の前の1843年、スコットランドのアレクサンダー・ベインが、大きな振り子の先端についたペンが、原稿の読み書きをするというファクシミリの原理を発明していた。商品化されることはなかったが、当時は、遠くにいる人とおしゃべりするより、手紙や原稿のやり取りをしたいという欲求のほうが強かったのだ。
・エコノミークラスで一番快適な席はどこ?
旅客機では、一般に前方の席ほど快適とされる。エンジンより前のほうが、振動が少なく、エンジン音も静か。ファーストクラスやビジネスクラスが前方に置かれているのも、そのためだ。
・「溺れる魚がいる」の噂は本当か?
魚にも“溺死”する種類がいるのをご存じだろうか。マグロやカツオといった回遊魚である。これらの種類の魚は、高速で泳いでいるときにしか、うまく呼吸がすることができない。泳ぐ速度が落ちると、エラに水がスムーズに流れなくなり、酸素を取り込みにくくなってしまうのだ。
・トウモロコシには、不思議な法則がある。全体の粒の総数が必ず偶数になるのだ。トウモロコシの粒は、メス穂と呼ばれる部分が成長過程で粒がどんどん二つに分裂していく。
・樹木の高さがふつう130メートルどまりなのは?(中略)
それ以上、成長できないのは、水を吸い上げる能力に限界があるからだ。
・大相撲の世界をどうして「角界」と呼ぶの?(中略)
「すもう」のことを「角力」と書いたからである。協会名も「東京大角力協会」と名乗っていた。「角力」も「相撲」も、もとは中国の古い文献に出てくる言葉。角力は力比べをして勝敗を争うという意味
●書籍『その道のプロが集めた「話のネタ」秘ノート』より
話題の達人倶楽部 編集
青春出版社 (2009年7月初版)
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