平城 圭司 氏 書籍『買ってもらえる広告・販促物のつくり方』より
このページは、書籍『買ってもらえる広告・販促物のつくり方』(平城 圭司 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・表現技術・コツの獲得方法には、大きく分けてふたつあります。
ひとつは、自分がかかわっている仕事から学ぶ、という方法・もうひとつは、競合他社あるいは異業種社など他者の仕事から学ぶ、という方法。
・多くの事象を知り、そこから帰納的に「傾向」「法則」を導き出す。多くの事象を知ることは必要条件にすぎません。そこから何が言えるのかを検証する、という作業に入ることが大切です。
・「目線の法則」
“買ってもらえる”レイアウトには法則がある(中略)
ラクに読めないレイアウトは、“買ってもらえる”力が落ちるということです。なぜか。スムーズでない目線の移動を面倒だと感じる読者が、途中で読むのをやめてしまうからだと思われます。
目線の流れがスムーズでラクに読めるレイアウトほど“買ってもらえる”力がある。(中略)
【ヨコ組みの場合】文字の流れ同様、目線も左から右、上から下にはラクに流れる
【タテ組みの場合】文字の流れ同様、目線も上から下、右から左にはラクに流れる
・「Z理論」は、口伝的なもので、おおむね、次のようなものでした。
●人の目線はZ型に動く。
●そのため、大切な商品は、チラシの左上と右下に置かなければならない。(中略)
限定的には正しい、といえるものの、限定された場合でないと成立しないものでした。
・「買おう!」という決断をしてくれる色彩
ゲーテの色彩論からも改めてわかるように、「赤」と「黄色」は、人の気持ちを高揚させるには欠かせない色で、「買ってもらう」広告や販促物をつくるときには最も頼りになる色彩だといってよいでしょう。
・迷ったときは、次のように考えて、その“売り”を見直してみてください。
それは「自分たちが“言いたいこと”」?
それとも「受け手が“聞きたいこと”」?
結論からいえば、こうなります。
「買ってもらうための表現」なら、「受け手が“聞きたいこと”」を、“売り”にしたほうが有利。
●書籍『買ってもらえる広告・販促物のつくり方』より
平城 圭司 著
日本経済新聞出版社 (2011年6月初版)
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