梶原 しげる 氏 書籍『あぁ、残念な話し方!』より
このページは、書籍『あぁ、残念な話し方!』(梶原 しげる 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・緊張や不安を感じると、へらへらしちゃう、という人は結構います。これは心理学的には「防衛」といって、強い葛藤や精神的脅威から、心を平常に守ろうとする無意識におこなう心理的行為です。
簡単に言えば「恥ずかしさ」「照れくささ」「不安」など、ネガティブな自分を隠したいときに「笑う」ことで、相手にそんな気持ちを感じれないようにする行為、とも言えます。
・「できない人」をしゃべりで見抜く!(中略)
●「自分的には」
何か意見を行くとき、「自分的には~なんですけど」と言う人。(中略)自分の意見を言っているんだから、「私は~だと思います」でいいんじゃないでしょうか。(中略)
●「○○のほう」(中略)
「こちら、書類のほうになります」「納品期限のほうは~」(中略)
●「はいはい」
「こちらの書類に目を通していただけますか」「はいはい」といった具合に、2回返事をする人。(中略)
●はっきりしない人
「まー、んー、そうだね~。ハー(溜め息)」とはっきりとしない話し方をする人。(中略)
●すぐに引き受けてしまう人
・彼女がブチギレる3つの会話パターン(中略)
A ストーカー型
「どこ行くの」
「どこ行ってたの?」
「誰と行くの?」(中略)
B 無関心型
妻・彼女 「ねえ、このブラウス、どっちが似合うと思う?」
夫・彼氏 「どれだって、大して変わらないジャン」(中略)
妻 「何か食べたいものある?」
夫 「何でもいいや」(中略)
C 誇り傷付け型
「えっ、そんなことも知らないの?」
「その話、前にも聞いたよ」
・謝罪の3原則です。
1 謝るべきと考えたら即座に謝る
2 謝りながら言い訳をしない
3 笑わない
・自己紹介で大事なのは「自分がどれだけ上手にしゃべれたか」ではなく「どれだけ相手に伝わったか」ということ。
・誰でも朝礼の達人になれるマル秘テクニック(中略)
1 話にタイトル(題名)をつけろ!
2 前口上はやめて、サビ(結論・クラマックス)からいきなりしゃべりだせ!
3 具体的なエピソードを入れて1分以内におさめろ!
・自己開示とは、自慢とか、言い訳とは違います。上手に自分の「素の部分」を相手に見せることでお互いの距離を近づける表現の一つなのです。
・毒舌家の条件(中略)
1番目は、頭がよくて弁が立つこと。(中略)
2番目の条件は濃いキャラを持っていること。(中略)
3番目の条件は、毒を吐いた後のフォローがうまいこと。
・お世辞は易く、ほめるは難し(中略)
実はこの「ほめる」が意外に難しい。「ほめる」つもりが「お世辞」になってしまっている人、結構います。(中略)
「梶原さん、フォームも悪いし文句も多いけど、その年で皇居のまわり3周できるんだから、意外と大したモンじゃない?」
これは、うれしい。これがほめる、ということ。
・ほめるには、それなりに観察し、発見し、事実に基づいて語る必要がある。「いいところを探す」努力が必要なんですね。
・「ほめる」うえでのタブー(中略)
目上を直接的にほめない、ということ。(中略)「ほめる」という行為の中には、他人を「評価」するという面があります。目上を目下が、評価するなど不遜なのです。(中略)
「陽水さん!震えました。涙が出ました。ありがとうございました」
評価ではなく、自分の感謝の気持ちに変えて伝える。
・お願いを実現させる方法があります。
「5000円貸して」
「やだよ」
「じゃあ1000円で」
「うーん、まあ1000円なら貸してやるか」(中略)
最初はわざと「ガツーン」と、無茶で厚かましい、相手が受け入れるはずもない、断られるレベルの要求をいきなり突き付けるのです。(中略)
そこですかさず「じゃあ」と言って、今度は要求のレベルをぐっと低くしてみる
・「変化」「長所」「こだわり」に注目せよ(中略)
自分のこだわり、これだけは譲れない、というポイントについてほめるというのも、喜ばれます。
●書籍『あぁ、残念な話し方!』より
梶原 しげる 著
青春出版社 (2011年1月初版)
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