新田 龍 氏 書籍『「初対面の3分」で誰とでも仲良くなれる本』より
このページは、書籍『「初対面の3分」で誰とでも仲良くなれる本』(新田 龍 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「ほめる」と「おべっか」との違いとは(中略)
「いいところを見つけてほめる」のと「おべっかを使ってヨイショする」のはまったく異なります。後者の場合、「こう言えば気に入ってもらえるだろう」という自己中心の思考が見え隠れしてしますので、「心にもないことを・・・・・・・適当なヤツだな」と感じられてしまっても仕方ありません。
・効果的なほめ方、3つのコツ(中略)
①感じた瞬間、すぐに言う(中略)「すぐに」というスピード感は、なんといっても、相手への強い印象を与える効果があります。また「口に出して言う」ことも重要。当たり前ですが、心で思っているだけは伝わりません。(中略)
②いいと思った点を具体的に説明する(中略)
× 「なんか貫禄ありますね」
○ 「お話のされ方なんかが場慣れしている感じで、堂々とされていますよね。私なんかは緊張しちゃうもので、すごく貫禄があるなあと思います。」(中略)
③印象ではなく、自分の感情を言う
これも、ウソくさく聞こえなくするポイントです。印象面だけの話だとどうしても表面的に聞こえてしまいます。(中略)
× 「ステキなスーツですね!」
○ 「おおー、スーツが折り目正しくビシッとされてて、実に清潔感があっていいですね!憧れてしまいますよ!」(中略)
ほめ方のポイントは、「すぐ言う、具体的、感情を交える」
・話がうまい人の共通点とは?(中略)
①目線の合わせ方
②ジェスチャーの仕方
③間のとり方と抑揚(中略)
■「自分に話しかけてくれている!」と思ってもらおう(中略)
■身ぶり手ぶりを加えるだけで、話に迫力が出る
■一度、緩急をつけて話してみよう(中略)急に声が大きくなったり、ゆっくりになったり、数秒の間があったりする
・
①人間は知らない人には攻撃的・冷淡な対応をする
②人間は相手の人間的な側面を知ったとき、より強く相手に好意を持つ
③人間は会えば会うほど好意を持つようになる(中略)
まず自分から相手に好意を示そう
・「聴く」という漢字をバラバラにすると「十の目で見るかのごとく、相手の心の声に耳を傾ける行為」だと読めます。
・相づちのバリエーションを増やす(中略)
「はい」「ほう」「ええ」「ふーん」「なるほど」「そう」「あら」「おや」「ふむ」「おぉ」「ほほう」「ふん」「ふーむ」
・上から目線の反応
「そうなんですよね」
「よくご存じですね」
「いい質問ですね」
一見丁寧に反応しているように見えますが、このパターンの相づちに共通するのは「自分はあなたの考えや話すことくらい、全部わかっているのだ」というニュアンスを感じさせてしまうことです。
・万が一本心から「楽しみだ」とか「勉強になった」などと思っていなかったとしても、口に出して言ってしまうことによって、「ほんとうにそうなってしまう」効果があるということなのです。脳機能学において「節約的安定化原理」と説明されている機能で、これは脳が「なるべく少ない情報で、わかりやすくして都合のよい、安心できる結論を出そうとする」特性を持っているということなんです。(中略)
自分で「楽しみだ!」「勉強になった!」「ありがたい!」と口に出して言ってしまうことによって、脳が勝手に「実際そうなんだ」と判断してしまうのです。
●書籍『「初対面の3分」で誰とでも仲良くなれる本』より
新田 龍 著
中経出版 (2011年2月初版)
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