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渡邊 裕二 氏 書籍『酒井法子 孤独なうさぎ』より

このページは、書籍『酒井法子 孤独なうさぎ』(渡邊 裕二 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・酒井は、普通の14歳ではなかった。オーデションに落ちたからといって腐った様子も見せず、付き添いでやってきた母親と共に、審査員のもとへあいさつに訪れたのだ。

「今日はありがとうございました」(中略)

オーデションに落選したアイドル候補全員が、このようなあいさつをするわけではない。酒井の振る舞いは、サンミュージックの相澤秀偵社長(当時)をはじめとする審査員に強い印象を残した。


・酒井法子には、実は弟がいた。酒井が逮捕される直前の2009年7月17日、弟もまた覚せい剤使用で逮捕されていたのだ。


・父親の三根城は、暴力団の組長を務めていた。若い人間の面倒も見なければならない。家への出入りは激しく、若い組員と一緒に生活をしていた時期があった。


・人の真似をすることは個性とは言えない。誰かにあこがれ、自分のその人に合わせているだけの話だ。


・酒井に心臓病患の疑いがある噂は、一部の記者にも未確認情報として漏れ伝わっていた。


・新宿・百人町には、知る人ぞ知る医院がある。この医院では、ニンニク注射が売り物だ。ニンニク注射というと、体力が落ちた人へのカンフル剤というイメージが強い。だが、ニンニク注射の特性はそれだけではない。「クスリ抜き」に効果がテキメンなのだ。


・「離婚できない理由」(中略)

取材に応じてくれた麻薬捜査官は、次のように証言した。「覚せい剤の禁断症状をうまく利用しながら、高相は夫婦の関係をなんとか維持し続けていたのでしょう。クスリをやめられない酒井は、高相とズルズルつきあい続けてしまった。(中略)」


・テレビのコメンテーターは、よく『彼女には子どももいるし、きっと大丈夫でしょう』よ発言しています。しかし、覚せい剤は脳が直接求めるクスリです。子どもがいるとか、家族がいったことは関係ありません。自分の意思だけでどうにかできるほど甘い薬物ではないのです。


●書籍『酒井法子 孤独なうさぎ』より
渡邊 裕二 著
双葉社 (2009年10月初版)
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