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書店3つの未来像
昨今、個性的な本屋が多くなってきました。雑貨と本をひとつのテーマで並べる本屋や、カフェなどを併設してゆったりと本を選ぶことができるところ、書店員が独自の視点で書棚をつくるところ、読み聞かせを積極的に展開するところなどです。
逆にいえば、個性的な本屋でないと、読者からの支持は得づらくなってきていると言えます。各書店の狙いやその手法、メリット、デメリットは何なのでしょうか。日経MJ2012年4月8日号の中で、書店3つの未来像が書かれています。ご紹介したいと思います。
1、地域密着型の本屋
狙い : 既存顧客を深堀り
手法 : 読み聞かせなどイベント開催
プラス面 : リピーター増加、客単価向上
マイナス面 : 坪効率悪化、コスト要因に
2、おすすめ型の本屋
狙い : 本を読まない層を開拓
手法 : プロの店員が適切な作品を提案
プラス面 : 裾野を広げ、客数拡大
マイナス面 : 目利きできる人材必要、高まる接客の負担
3、空間・時間消費型の本屋
狙い : ゆったりとした店構えで本に親しむ環境づくり
手法 : 広い店舗でカフェなど併設
プラス面 : チェーンのブランドイメージ向上
マイナス面 : 単一店では採算割れの可能性
日経MJ 2012年4月8日号より作成
※日経MJのウェブサイトはこちら