寿岳 文章 氏 書籍『図説 本の歴史』より
このページは、書籍『図説 本の歴史』(寿岳 文章 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・現存する世界最古の本ということになれば、多くの書誌学者と同様、私も、人類が歴史時代にはいってから最初に築いたシュメール文明の遺品、粘土板本をあげる。
・西欧の出版事業が修道院と深いつながりをもつように、日本のそれも寺院をぬきにして語られない。世界最古の印刷物の一つといして有名な百万塔陀羅尼も、東大寺その他奈良の所官寺が背景にある
・出版という行為は古くからあったが、それを科学的に究明し、方法論をもつ一箇の独立学とする可能性や妥当性について研討する機運は、海彼でもわが国でも、つい最近生まれたばかりだから
・グレイスターの『書物事典』
●書籍『図説 本の歴史』より
寿岳 文章 著
日本エディタースクール出版部 (1982年2月初版)
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