福田 健 氏 書籍『ユーモア話術の本』より
このページは、書籍『ユーモア話術の本』(福田 健 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・メニューを見て料理を注文する。ところが注文した料理がなかなかこない。(中略)
「ビールまだこないんだけど。冷蔵庫で冷やしているの?」
とか、
「いま、材料仕入れに行っているの?」
など、よく使う手だが、こんなふうに言った人もいる。
「すみませんが、わたしがメンチカツを注文したウェイトレスさんは、ひょっとして退職されたんじゃないですか?」
・自分の失敗談を話す。
失敗した自分、ドジな自分を隠さずに話す。成功談はつまらないが、失敗談はおもしろく聞ける。人を笑わせると同時に、自分で自分の失敗を笑いとばすことによって、失敗によるイメージから抜け出して、自分も明るくなれるのである。
・相手のセリフを即、笑いで返す、この“裏ワザ”(中略)
「社長、家内が給料の値上げをお願いしろって言うんですが・・・・・・」
「そうか。じゃきみの給料を上げていいかどうか、わしも家内に聞いてみよう」
・高級クラブに入る。(中略)ホステスが、客の一人に、「こちら、どこかでお目にかかったみたい」(中略)彼は、素っ気なく、「知らないね」
せっかく話しかけた彼女は一瞬、むっとしたようだった。周囲の女性たちも、かたずを飲んだ。そこへ、彼が言った。「きみみたいな美人に、一度でも会えば忘れるはずがない」
・永六輔氏の『無名人名語録』にこんな言葉がある。
子供 叱るな
来た道だもの
年寄 笑うな
行く道だもの
●書籍『ユーモア話術の本~ビジネスでもプライベートでも使えるとっておきの話材集』より
福田 健 著
三笠書房 (2008年8月初版)
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