雑誌『日経エンタテインメント ! 2011年 09月号』(日経BP社 刊)より
このページは、雑誌『日経エンタテインメント ! 2011年 09月号』(日経BP社 刊)よりから、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
●巻頭特集
今読みたい一冊が見つかる
売れる 作家&マンガ家150人
560万人の購入データを大調査!
セールスランキングTOP100から分かった ベストセラーの舞台裏に迫る!
・出版業界全体の傾向として、単行本の売れ行きが鈍り、文庫の売れ行きが伸びている(31P)。「文庫が出るのを待つ人や、文庫から読みたいものを探す人が増えた」と言うのは、書店の文庫担当者。「小説を単行本で買っているのは、一部のファンやセミプロレベル。作家さんの中にも『新作を楽しみに待ってくれている本当のファンは文庫読者』と考える方も」と明かす編集者もいる。
・読者のニーズは価格が安い文庫のほうが圧倒的にあると考える東野(※圭吾)は、自身の作品をいち早く文庫化することを実践し始めた。
・書き下ろし作品を単行本ではなく文庫で発売、あるいは雑誌連載を単行本で出せずに文庫化する“文庫ストレート作家”。2位の佐伯泰英をはじめ、ヒットを生む作家が増えてきた。(中略)
一方、時代小説は長い間、他の小説同様「雑誌連載→単行本→文庫」が標準だった。その習慣を破るきっかけとなったのが佐伯だ、
・ベストセラーの舞台裏
座談会 小説・マンガ・ビジネス書のヒットメーカーは語る
足立 雄一 氏 角川書店編集局
佐渡島 庸平 氏 講談社『モーニング!』編集部所属
加藤 貞顕 氏 ダイヤモンド社書籍編集局所属
宣伝に効果的な番組は?
------賞の後押しが期待しにくいビジネス書で、宣伝効果が見込める媒体は?
加藤 貞顕 氏:影響力が大きいのはやはりテレビですね。特にNHK『クロズアップ現代』やTBS『王様のブランチ』などは強い。
足立 雄一 氏:小説の場合も『ブランチ』とか『情熱大陸』は効きますね。ただし、番組が作品よりも作家のキャラクターに寄りすぎると、本を読みたいという気持ちにうまくつながらないこともあります。
・2011年世代別女性雑誌売り上げランキング
中学生
高校生
大学生
社会人1~3年生
アラサー
アラフォー
アラフィフ以上
●雑誌『日経エンタテインメント ! 2011年 09月号』より
日経エンタテインメント! 編集
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