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出版業界の豆知識

[ 著者について ]

自費出版からベストセラー作家になった人たち

本を出すには大きく2通りあります。「商業出版」と「自費出版」です。商業出版と自費出版とでは、根本的にビジネスモデルが異なります。お金を誰から貰うかの「お客様」を見ると、そのビジネスモデルが理解できます。


商業出版は“読者”から利益を生み出す仕組みです。つまり、著者はお金を払いません。一方、自費出版は“著者”から利益を出す構造になっています。読者に売れようと売れまいとビジネスとして成り立つ形です。


そんなことから商業出版の場合、著者が一番言いたいことを書けないことが多くあります。というのは、著者が言いたいことと読者が読みたいものは異なることが多いためです。そこで、出版社の編集者にアプローチしたが出版できなかった著者自らお金かけて出版するケースがあります。そんな自費出版をきっかけに有名になった著者とその本をご紹介したいと思います。
 


自費出版からベストセラーになった本には、どのような本があるか?


・夏目 漱石 著  『こころ』(岩波書店)

・島崎 藤村 著  『破戒』出版は明治39年、 他に『春』 『家』

・小泉 信三 著  『海軍主計大尉小泉信吉』

・山田 悠介 著  『リアル鬼ごっこ』最初の発行部数は1000部

・小池 真理子 著  『知的悪女のすすめ』

・漫才コンビ「B&B」の島田洋七 著  『佐賀のがばいばあちゃん』2001年の最初は自費出版

・山田 真哉 著  『女子大生会計士の事件簿』(英治出版)

・Jamais Jamais(じゃめじゃめ) 著  『B型自分の説明書』(文芸社)

・天野 節子 著   『氷の華』

・日本だけではない。世界的に有名な香港出身の格闘家であり映画俳優でもあるブルース・リーがアメリカで最初に出版した書籍『基本中国拳法』も自費出版。
 
 

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