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山村 武彦 氏 書籍『震災発生! 公的支援がくるまでの200時間を生き延びる知識と知恵』より

このページは、書籍『震災発生! 公的支援がくるまでの200時間を生き延びる知識と知恵』(山村 武彦 著、小学館 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・日本の国土面積は、世界の約0.275でしかありません。しかし、世界中で発生する地震の約20%は日本周辺で起きています。


・約5年に一度は大地震が発生する国なのです。世界一の地震列島に住むからにはそこに住む作法(防災三原則)が必要です。

1、加害者にならない
2、傍観者にならない
3、被害者にならない


・Q.7 地下街にいるとき大地震発生!そのときあなたは?

A 混乱してない非常口を探し、地上に脱出するか、係員の指示に従う


・Q.2 非常用品はどのくらい、どこに備蓄していますか?

B 家族が最低8日間暮らせるものを、分散して備蓄している


・地震でつぶれる家、つぶれない家(中略)

屋根が重たい家、2階に重いピアノたぎっしりの本の詰まった大きな本棚があったりするような家など、屋根や2階が重い家も倒壊しやすい家なのです。


・地震発生後24時間のアクションプログラム中

地震後~10分間
自分と家族の安全を図り、隣人の安否を確認。津波、がけ崩れ、大火など二次災害の危険があるときはただちに避難。


10分間~1時間
身の安全が確保できたら、余震に注意しつつ近隣の消火活動、救出活動、救護活動など地域防災を手伝う。


1時間~2時間
ラジオなどで災害情報を収集する。


2時間~3時間
ガスの元栓、電気のブレーカーを切り、非常持ち出し袋を持ち、戸締りをして近隣に声をかけ広域避難場所に一時的に避難する。


3時間~4時間
家族、友人、親族に災害伝言ダイヤルなど171などで安否の報告をする。


・震源の深さが20kmだったら浅い地震です。浅い地震の特徴は、震源近くが大きな被害を受ける可能性が高いということです。


・車には最低限の非常用品を備蓄する

車の中での非難もひとつの方法(中略)

車の中にはラジオも聞けるし冷暖房もあります。混乱した悪条件の避難所より落ち着いて過ごすことができます。


・非難時の注意事項(中略)

地震が起きた直後はガス漏れの危険性がある(中略)

揺れが収まったのでドアを開け、ロウソクを見つけ火をつけた途端に漏れていたガスに引火して爆発した


・避難所に持ち込めるものを把握しておこう

避難所に持ち込めないものは(中略)

ペット、アルコール類、危険物、火気・火気使用器具、大きな音・騒音を出すもの、刃物類、異臭を放つもの、大型荷物、避難所運営委員会が禁止したもの、などは持ち込まないように


・非常食を選ぶ5原則(中略)

1、消化のいいもの
ショック、食欲不振、睡眠不測が続き体調をくずしますので、できるだけ消化のいいものを選ぶべきです。


2、カロリーがあって栄養バランスのおおいもの
栄養が偏りますのでバランスのいいものを選ぶべきです。


3、手をかけないで食べられるもの
ライフライン断絶時、手をかけず食べられるものを選びます。


4、かさばらいもので長期保存可能なもの
かさばらず、コンパクトで長期保存可能なものを選ぶべきです。


5、家族が好きで美味しいもの
美味しいものを食べると元気が出ます。


・おすすめ非常食 一般

チューブ入りチョコ(中略)
ホテトサラダ缶(中略)
リゾット缶(中略)
保存用みそ汁缶(中略)
保存用けんちん汁・とん汁


・おすすめ非常食 主食

アルファー米(中略)
缶入りお粥(中略)
バランス栄養食品(カロリーメイト)(中略)
バランス栄養食品(バランスキープ)(中略)
パンの缶詰(マフィンタイプ)(中略)
缶入り乾パン(中略)
サバイバルフーズ(中略)
おでん缶(中略)
水もどし餅(中略)
缶詰弁当


・200時間生き延びる簡易トイレの作り方(中略)

1、大きめのポリ袋(家族数×10枚)
2、中くらいのポリ袋(家族数×10枚)
3、トイレットペーパー(家族数×3個)
4、吸水マットまたは紙おむつ(家族数×10枚)
5、凝固剤・消臭剤・減菌剤
6、ウエットティッシュ
7、生理用品など

段ボール箱でも簡易トイレは作れる


・「命の笛」は小さな息でも遠くへ届く優れもの

「命の笛」は普通の笛より周波数が高い(中略)

お年寄りや子どもの小さな息の力でも遠くへ音が届きます。さえぎられた壁やガラスを突き抜けて遠くまで届く、優れた笛なのです。


・防災チェックリスト

車のトランクに入れておきたいもの

□ヘルメット
□スニーカー
□大型懐中電灯
□毛布
□非常用の水・食料
□救急箱
□シャベル
□ロープ
□携帯用トイレ
□軍手
□非常持ち出し袋
□地図
□携帯電話用充電器
□水筒
□小型消化器
□雨具
□ビニールシート
□ゴミ袋
□飲料水用ポリタンク
□簡易食器セット
□命の笛
□筆記用具(スケッチブック、フェルトペンなど)
□簡易パンク修理材
□粘着テープ(布製)
□携帯カイロ
□寝袋


・このカードの裏に自分の顔写真を貼り、定期入れや免許入れなどに入れて常備するようにしてください。(中略)

防災カード

氏名
性別
血液型
生年月日
持病
健康保険証番号
住所
家族の連絡場所
居住地以外の親戚・知人の連絡先


●書籍『震災発生! 公的支援がくるまでの200時間を生き延びる知識と知恵』より
山村 武彦 著
小学館 (2006年7月初版)
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