佐藤 真奈美 氏 書籍『叱らない、叩かない 愛犬の困った行動を解決する「言葉」の処方箋』より
このページは、書籍『叱らない、叩かない 愛犬の困った行動を解決する「言葉」の処方箋』(佐藤 真奈美 著、河出書房新社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・犬は言葉を理解します。どんな犬でも必ず理解します。言葉によって愛犬との信頼関係は築かれ、言葉によって、愛犬の困った行動を解決することができる------。これは、アメリカにおけるアニマルコミュニケーションの考え方です。
・預けるときは、いつも慣れているキャリーバックごと預ければ、そこで安心して寝ることができます。さらに、飼い主さんのニオイのついたタオルや大好きなオモチャを入れてあげたりと、そんなちょっとした配慮も忘れずに。
・ひとり暮らしで犬を飼う方が多くなってきました。そんな飼い主さんの犬は、平均すると12時間はひとりでお留守番をしていることになります。(中略)
でも、そのさびしいお留守番を、飼い主さんの気持ちひとつで変えてあげることができるのです。「モカちゃん、おうちを守ってくれてありがとう」そのひと言で、犬のさびしさは報われます。
・ワンちゃんはなんでも口に入れるのは、実は「愛情を食べている」とも言われています。拾い食いをしているワンちゃんは、生後1カ月半や2カ月のときに、飼い主さん宅にやって来たワンちゃんに多く見受けられます。(中略)
母親犬から受けるはずの愛情の不足が、拾い食いという行動につながるとも考えられているのです。
・トイレを一日でも早く覚えてもらう秘訣は「排出のタイミングでしっかり誘導すること」です。子犬のときは排出のタイミングが決まっている(寝て起きた後、食事の後など)ので、その間に覚えてもらうことが一番。(中略)
どうしてもうまくいかない場合には、トイレの場所が遠すぎないか、落ち着かない場所にないか、トイレのサイズが小さすぎないかといったこともチェックしてあげましょう。また、実はワンちゃんはキレイ好きなので、汚れたシートを放置していることが失敗の原因になることもあります。
・たとえば、恐いという理由で吠えている子に、「いけない!」と言っても、「だって恐いんんだもの」と思い、また吠えます。「お母さん、怪しい人が来たよ。気をつけて!」「お母さん、誰か来たよ!」と吠えているのに、「うるさい!やめなさい!」と怒られてしまっているワンちゃんにいたっては、立つ瀬がない状態。
・信頼される飼い主さんになるために何が必要だと思いますか?それは「一貫性」です。しかも、家族間における一貫性、飼う主さんのなかの一貫性、この2つが必要になります。(中略)
犬を飼うと決めたら、まずは家族全員で、犬に絶対にさせてはいけないこと、このくらいはよしとしようということを決めておくことです。
・バッチフラワーレディ(中略)これは、野生の植物のエネルギーを水に転写した液体を直接体内に入れることで、心の平安を取り戻したり、否定的な感情に対処するための癒しのシステムのことです。
・2007年4月から2008年3月にかけて、全国で殺処分された犬は11万7969頭。毎日323頭の犬が殺処分されていて、その半分は飼い主さんが持ち込んだ犬だという、とても恐ろしく悲しい現実があります。
●書籍『叱らない、叩かない 愛犬の困った行動を解決する「言葉」の処方箋』より
佐藤 真奈美 著
河出書房新社 (2008年8月初版)
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