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ディーン・E. マーフィー 氏 書籍『マンハッタン、9月11日』(中央公論新社 刊)より

このページは、書籍『マンハッタン、9月11日』(ディーン・E. マーフィー 著、中央公論新社 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・体験を語ることは彼ら自身にとっても重要なことなのだが、それがまだ過去の歴史となってはいない


・災害の場合、最初にしなければならないのが「トリアージ」と呼ばれる負傷レベル認定作業なのです。この作業がおおむね4分類しておき、後続の医療班が緊急度に応じて迅速に負傷者を診ることできるようにするためものです。


・「こんなになっても、なぜ、まだ意識を失わず、私に話しかけることができるだろう。こんなことがありえるだろうか」と私は自問するばかりでした。彼女の右の肺から肩、そして頭にかけては原形をとどめていましたが、隔膜から下は見分けのつかない状態でした。(中略)


死を意味する黒い認定札をつけられて、怒ったような表情を浮かべていました。


・カーラジオのスイッチも入れたのですが、妻が電話で伝えてくれるほうが情報も多く説明も適切でした。こちらからも質問することができましたから。


・被害が下の階であれば、ビルの中間部分の構造を弱めてしまうのです。50階分の重みが一度にそこにかかっていくのだから。


・緊急事態に際しては、エレベーターを使ってはいけないことになっている


・92階より上にいた人たちは全員助からなかったと知りました。


・「パニックに陥っちゃだめ」(中略)落ち着いて。あなたが冷静さを失ったら、みんなにも伝染しちゃうから


●書籍『マンハッタン、9月11日~生還者たちの証言』より
ディーン・E. マーフィー 著
村上 由見子 翻訳
中央公論新社 (2002年9月初版)
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