内川 あ也 氏 書籍『強運をつかむ社名のつけ方』(中経出版 刊)より
このページは、書籍『強運をつかむ社名のつけ方』(内川 あ也 著、中経出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・末尾にYがつく場合は、音としては音引きである「ー」か「イ」で終わる社名となります。これは人に優しさや親しみの印象を与え、かつ欧文にしたときも、外国人がほぼ間違えることなくこちらが意図する音で発音してくれるという利点があります。代表的な社名には、SONYやスーパーのユニー(UNY)などをあげることができます。
・バランスが社運の吉凶のカギ(中略)
例えば、海運に関する会社に「飛鳥」は似合わないし、大衆向け消費財を製造販売する会社には、賢くて覚えにくい会社名はふさわしくありません。あるいは清潔をモットーとする会社食品メーカーや制約会社に、不潔なイメージの音は使ってはいけません。また、音の響きや目で見た印象も、大切な要素となります。
・数理の二つのバランスと六つの要素(中略)
よい社名の「数」と「理」のバランス(中略)
運
社名の数理が、社名数理学的にみて運勢のよいものであること。会社に意思を社名数理によって表す。
目
目で見てきれいなこと。(中略)
耳
音が耳から入って心地よいものであること。長い社名は聞き取りづらい。
口
発音しやすいこと。最後まで言えないような長い社名は避ける。(中略)
頭
覚えやすいものであること。(中略)
手
手で書きやすいこと。難しい漢字は書くにくい。
・音の種類と受け手のイメージ
音の種類:母音(ア・イ・ウ・エ・オ)
イメージ:聞く人にとって非常に心地よい音で、はっきりとしたイメージを与える
音の種類:カ行音
イメージ:明るく活動的なイメージを与える。会社の名前としてはピッタリ
音の種類:濁音(ガ・ザ・ダ・バ行音)
イメージ:男らしさや力強いイメージを与える
音の種類:音引(伸ばす音)
イメージ:親しみや優しさのイメージを与える
音の種類:ン
イメージ:親しみや優しさ、安心のイメージを与える
音の種類:反濁音(パ・ピ・プ・ペ・ポ)
イメージ:高級感や美しいイメージを与える
音の種類:促音(小さい「ッ」)
イメージ発音がとてもしやすい
音の種類:ラ行音
イメージ:高級感や上品なイメージを与える
・シンプル化の五つの手法(中略)
1 長い漢字の社名は、その特徴となる部分を取り出して短くする
例えば東洋電機通信工業が東電通、日本アルミニウム工業が日本アルミ(中略)
2 工業、製作所などを外して短くする(中略)
3 地名を取って短くする(中略)
4 1から3の手法を使いながら、さらに表記をカタカナあるいはひらがなにする(中略)
5 従来の社名にこだわらずまったく新しい社名をカタカナ、ひらがな表記にする
・有名企業の社名の由来
社名:花王
由来:「顔を洗う石鹸」から「顔」→「花王」に
社名:キヤノン
由来:創業者が観音信者のため、「観音」→「かんのん」→「キヤノン」となった
社名:チノン
由来:創業者「茅野」氏の姓に「ン」をつけた
社名:ブラザー
由来:兄弟で創業したことからつけられた
社名:ブリジストン
由来:経営者石橋兄弟の「石→ストーン」と「橋→ブリッジ」の組合せ
社名:ワコール
由来:前社名「和江」をとどめる(留める)という意味でつけられた。「和江留」→「ワコール」
・ストレートな頭文字の寄せ集めは避けたほうがよい(中略)
名古屋に三人の名前の頭文字をつけた会社がありました。数理学的にも分裂運があり、首をかしげたくなる社名でした。案の定、その会社は、スタート間もなく一人が脱落し、残った二人もやがて袂を分かってしまいました。
・社名に数字をつけるのはよくない(中略)
数字のついた社名はの会社は、なぜか短命に終わりがち
・アのつく社名は幸運を呼ぶ(中略)
ア行やカ行音で始まる会社名には、元気さや明るさというイメージを聞く人に抱かせる
・社名の運不運は、まず数理でみます。(中略)文字には言霊といってある種の超常的なパワーが存在する
・社名数理学が教える数理別会社運(中略)
数理:13
運勢:◎
会社運:爆発的なベストセラーを出す、売り出した新人が国民的なアイドルになるといった具合に出版や美術関係、芸能方面の企業には大変よい運をもたらす数理といえます。着実というより、何かのきっかけで急に業績が上がる会社に多い数理です。
●書籍『強運をつかむ社名のつけ方』より
内川 あ也 著
中経出版 (1992年9月初版)
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