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丸井 章夫 氏 書籍『あきらめ上手になると悩みは消える』(サンマーク出版 刊)より

このページは、書籍『あきらめ上手になると悩みは消える』(丸井 章夫 著、サンマーク出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・いつまでも悩みから抜け出せない人には、ひとつの共通点があることを発見しました。それは「あきらめる」のが苦手な人たち、ということです。もしくは、「あきらめる」ということを悪いことだと「誤解」しているために、「うまくあきらめる」ことができない人たち、といえます。(中略)


数多くの選択肢があって、かなえたいことが複数ある中で、「あきらめることと、あきらめないことを区別できない状態」------それこそが、私たちが頭を抱え、暗い気持ちにさせられる「悩みの正体」なのです。


・悩みに直面したら「あきらめること、あきらめないこと」をはっきりさせる------たったそれだけで悩みは解決するのです。


・普段の生活習慣を少し工夫するだけで、誰でも「あきらめ上手」になれるからです。上手に「あきらめること、あきらめないこと」を決断する秘訣は次の三つです。

①「選択肢」をとことん減らす
②「ファンタジー」を消し去る
③「自分まかせ」になる


・あきらめるという言葉は、現在ではどちらかといえば悪いイメージで使われがちの言葉ですが、じつは、それは近代の日本になってから生まれたイメージであって、もともと「あきらめる」とは「明らめる(=ものごとをはっきりさせる)」という、非常に前向きな言葉として私たち日本人は使っていました。


・悩むこと自体は決して悪いことではありません。なぜなら人は悩むことによって自分を見つめなおし、状況を変化させようと努力をすることで、悩みをプラスに、ピンチをチャンスに変えていくことができるからです。


・なぜ「あきらめ」が悩みを解消し、成功を生むのか------。それは、自分の「本当に大切なこと」以外のことを「あきらめる」ことで、人生にもっとも大切なことがはっきりとして、それに邁進できるようになるからです。


・「あきらめ」という言葉に「断念する、放棄する」といった意味がついたのは、歴史的にはごくごく最近の明治期以降のことです。本来の意味は(中略)「あきらめ」は「諦め」ではなく「明らめ」、すなわち「ものごとを明らかにする」という意味で使われていました。


・人間には生まれつき、財欲、色欲、飲食(おんじき)欲、名欲、睡眠欲の五欲が備わっているといいます。ですから、もっと金持ちになりたい、すてきな異性とつきあいたい、うまいものを食いたい、名誉を得たい、惰眠をむさぼりたい------そんな欲望を抱くのは、人間としてごく当たり前のことといっていいでしょう。


・「あきらめ」に踏み切れない人に共通しているのは、「安定化作業」を好む傾向が強いということです。(中略)人は本能的に安定を好んでしまう------。頭では「変わらなくては」とわかっていても、変わりたくない、変わらなくても大丈夫かもしれないとう誘惑に負けて現状にとどまろうとします。


・あきらめ上手な日本人をあきらめ下手にしているのは、結局のところ「不安」と「後悔」の二つ。つまりあきらめ下手へとつづく二つの罠は、「将来」と「過去」に対するマイナスイメージにほかならないのです。


・後悔を生む原因は、大きく二つに分けられます。

①心残りがある
②主体性がない

言い換えるなら、この二つをクリアすれば「あきらめ」は必ず成功します。心残りを排除したのち、主体的に「あきらめるかどうか」を検討して「あきらめ」を実行すれば、あとからぐずぐずと後悔することになりません。


・リフレーミングとは、いま、自分がもっているframe(枠組み・考え)をre(再構築)するという意味の言葉で、物事を異なる角度からみること、その対象がもつ意味を変化させることをいいます。


・友人に背中を押されるがまま告白したものの、結果はあえなく玉砕(中略)

「あきらめ」の失敗例です。(中略)○○ちゃんは先輩とつきあいたいという願望と、“仲のいい先輩後輩”といういまの関係をこわしたくないという思いの間でゆれていました。(中略)


彼女の決断には「主体性」が欠如しているからです。自分でよく考えて選んだ「あきらめ」ではないから、結果に納得できないのです。そればかりか、だんだんと人から決断を押しつけられたような気になっていき(中略)責任転嫁や逆恨みにもつながってしまいます。


・なにを「あきらめ」でなにを「あきらめない」のか(中略)

第一段階:悩みと正しく向き合い、悩みの正体を明らかにする(選択肢を洗い出す)

第二段階:心残りを排除する(不安や後悔の排除)

第三段階:選択肢を絞り込み、主体性をもって「あきらめる/あきらめない」を決める(不安や後悔の再発防止)


・今回の自己診断は(中略)世界有数のコーチングファームである株式会社コーチ・エィが、臨床心理学や組織行動学をベースに生み出した自己診断テストを活用しています。(中略)


このテストは人間を四つのタイプに分類し、それぞれの考え方や行動パターンを明らかにするものです。(中略)


コントローラー(主導型)、プロモーター(説得型)、サポーター(友好型)、アナライザー(分析型)


・サポータータイプ(中略)

自分が“空気を読む”ことができるからといって他人にもそれを求めすぎてしまい、“空気を読めない人”を敬遠したり、排除したがる傾向もあります。


・当事者同士での話し合いが膠着状態におちいった際には、私のような第三者が介入することが大きな意味をもつです。


・“あきらめ上手”になるための習慣は、三つあります。

①「選択肢」をとことん減らす
②「ファンタジー」を消し去る
③「自分まかせ」になる


・個人事情主として事務所を構えているので、その日になにをやってなにをやらないかは、それこそ自分で好き勝手に決められます。自由気ままでいいご身分だなあと思われるかもしれませんが、なにをやっていいということは、つねに「なにをやって、なにをやらないか」という選択を迫られているということです。


・「一日のやることリスト」をつくる(中略)

リストに書かなかった仕事にはいっさい手をつけません。(中略)終わらなければ多少無理をしてでもすべて終わらせるよう努力します。こうすれば仕事上の選択肢を増やしすぎることがありません。


・ファンタジーを消し去るとは、「小さな不安と後悔」をリセットすることです。大きな悩みを生み出さないためには、選択肢を増やさないことだ大事な一歩となりますが、日常のこまごまとしたことで心を乱されないことも大切です。


・人は不安を抱えているとき、なにもせずにいるとどんどん悪いことばかりを想像し、不安を際限なく膨らませてしまいます。そうしたファンタジーの形成を阻止し、不安や焦燥感を忘れるための時間稼ぎするのは、少しのあいだ単純作業に没頭するのがもっとも簡単で効果的なのです。


・気分転換のノウハウをあと二つ紹介します。(中略)

ひとつめは、アメリカの心理学者ロジャー・キャラハン博士が考案した「思考場療法」です。これは身体にある特定のツボをトントンたたくことでストレスや不安を軽減させるというもの(中略)


具体的には、人差し指と中指の二本の指で、反対側の手のひらの横部分、いわゆる“空手チョップ”で相手に攻撃する部分を、左右それぞれ一五回ほどトントンとたたきます。効果には個人差がありますが、早ければ数分ほどで、なんとなく心が軽くなったような気がしてくるでしょう。(中略)


もうひとつのお手軽気分転換法は「深呼吸」です。

腹式で大きく息を吸い、その倍の時間をかけてゆっくりとはき出す。


・「自分まかせ」になるとは、自分で考えたうえで決断するということです。


・「明らめた瞬間」が明るい未来への一歩(中略)

たとえばプロ野球選手のイチローは、高校時代まではピッチャーとして活躍していましたが、プロの世界で生き残るためにはそのポジションを「あきらめ」て野手に転向し、みなさんご存じのとおりの大成功を収めました。


・家族と幸せな時間を過ごせるなら、少しばかりお金が減ってもいいじゃないか。なんでもかんでも全部を思いどおりにできなくてもいいじゃないか。一番大事なことのためなら二番目、三番目は「あきらめ」でもいいじゃないか。


●書籍『あきらめ上手になると悩みは消える』より
丸井 章夫 著
サンマーク出版 (2013年2月初版)
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