谷 あゆみ 氏 書籍『東大脳は12歳までに育てる!』(かんき出版 刊)より
このページは、書籍『東大脳は12歳までに育てる!』(谷 あゆみ 著、かんき出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・子育てには正解なんてない、あなたができることをあなたらしくやればいい、子どものために自分を犠牲にする必要なんて全然ない、もっとおおらかに、おかあさんであることを楽しんでいい、それが子どもの自立につながるんだ
・学力の基礎は読み書きそろばん。小学校の勉強がすべての基礎
・東大脳づくりの3ステップ
1.6歳までに五感を刺激(中略)
2.12歳までに自信をつけさせる(中略)
3.13歳以降は放任!子どもを信頼し、子どもを安心して手放す
・うまくいっていないイメージを伝える言葉になります。「忘れ物ない?」=忘れているイメージ
「そんなことして、大丈夫?」=また失敗しているイメージ
「もっと勉強しないと、合格できないわよ」=勉強せず不合格になったイメージ(中略)
ではどんな言葉をかければよいかといえば、
「必要なものは全部揃っているわね!」
「もうちょっとがんばれば、きっと大丈夫よ!」
「合格してみんなでお祝いしよう!そのためにはあとひとふんばりよ!」
・なぜ親に話をしなくなるのか聞いてみたところ、次の3つの理由があがってきたというのです。
1.言ったことを否定するから
2.友達と比べるから
3.最後には「勉強しなさい」と言うから
・夢は変わっていいのです。「変わるといけないから夢を持たない」ではなく、今夢があって、そこに向かっているということが大切なのです。
・親が自分の価値観で子どもを見てしまうとき、子どもが、親の望んでいないことに熱中していると、それをマイマスとしてとらえてしまう傾向があるからです。でも好きなこと、興味があることが何もない子など、この世にはいません。
・何でも親が決めてしまうと・・・
○○がいいわよ!
○○しなさい!(中略)
自分で決められない大人になる
小学生から自分で決めるクセがついていると・・・(中略)
自分で人生を選択できる大人になる
・どんなジャンルの音楽でも効果はありますが、赤ちゃんにとって、歌にはもうひとつ、ポイントの高い役割があります。それは国語の先生をしてくれるということです。つまり言葉を教えてくれるのです。
・インプットした情報から新たなアウトプットを作り出す力、これが考える力です。
・お勉強の基礎はやっぱり読み書きそろばん。(中略)
もう少し詳しく言うと、「読める」「わかる」「イメージできる」「書ける」「数と数字が結びついている」「数の感覚が身についている(計算できる)」ということ。これらがすべての基本です。
・絵本の読み聞かせは言葉のインプットだけでなく
●期待する
●イメージ(想像)する
●感情を表現する
といった力をつけさせることができます。
・幼児教室・教材の選び方10カ条
1.子どもが喜ぶ教室
2.明るい教室
3.先生の考え方に共感できる教室
4.子どもが好きになれる先生の教室
5.子どもたちがイキイキしている教室
6.先生が親の相談を受け入れてくれる余裕のある教室
7.親の性格と合った教材(期間、量、通信教育で続けられるかどうか)
8.続けられる仕組みのある教材
9.フォローがまめにある教育システム
10.近くに同じものを使っている、あるいは相談、励ましある仲間がいる教材、教室
・親が子どもの可能性を決めている(中略)
親の人生観や価値観がそのまま子どもの当たり前になります。生活習慣や行動でいえば、家族でホテルのディナーに行くことが普段頻繁にあるか、あるいは外食にめったに行かずほとんど家で食べるか、見るテレビの番組、休日の過ごし方、朝起きてから寝るまでに毎日やること(中略)が、その子の当たり前になります。
・親が子どもに与える影響はスゴい!
親が不平不満ばかり言っていると
子どもは卑屈になる
親がいい口ぐせを言っていると
子どもは明るく前向きになる
・子どもに「こうなってほしい!」と思ったら、「なってほしい」ではなく、「そうである」と信じて言葉をかけてください。(中略)「かしこい子になってほしい!」と願うのではなく、「かしこ~い!」と言いましょう。
・いったんは気持ちを汲み取って代弁したあとで、「で、どうしたの?」とか「じゃあこれからはどうしたらいいと思う?」(中略)というように次のことを質問していくと、子どもは安心感の元で自分で落ち着いて考え、答えを出せるようになります。
・私たちが普段表に出す「腹が立つ!」「頭にくる!」「ムカッとする」といった怒りの感情は、第二次感情といいます。じつは怒りの感情の奥底には、悲しみ、がっかり、寂しさ、悔しさ、恐れ、不安などの感情があるのです。これを第一次感情といいます。(中略)
・怒りの感情をそのまま相手にぶつけると、相手も怒りで返してきます。(中略)
この心の仕組みを理解すると、子どもに対して腹が立っても、感情まかせに怒るのではなく、まず自分と向き合うことがいかに大切かがわかるはずです。
・夢は途中で変わってもいいのです。もしかなわなかったとしても失敗ではなく、そこには大きな学びが残り、次の夢に向かう糧となるでしょう。
・勉強するのが嫌いになってしまう子がいます。これはなぜなのでしょう?答えは簡単です。わからないからです。
・親は子どもをしあわせにするのが務めではなく、子どもが自分でしあわせになる力を育ててあげることが務めではないでしょうか。
・あなたに何かを言う相手は、現在までのあなたの過去に基づいて話をしているのであり、決してあなたの未来のことを話しているわけではない
・主婦業をいくらやっても誰にも認められない、嫁として家業をがんばっているつもりでそれは当たり前のこと、どこかで誰かに認められたい、ほめてもらいたい・・・。(中略)
つまり子どもを賢く育てること、子育ての成果を出すことが、私が認められる唯一の手段だったのだ・・・。
●書籍『東大脳は12歳までに育てる!』より
谷 あゆみ 著
かんき出版 (2010年5月初版)
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