竹田 恒泰 氏　書籍『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』（PHP研究所 刊）より

このページは、書籍『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』（竹田 恒泰 著、PHP研究所 刊）から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。

・学校教育で建国の歴史を教えない国は、世界中で、日本だけではなかろうか。我が国は現存する世界最古の国家である。日本人なら素直に喜び、誇りに思えるこの重大な事実を、なぜ日本人は知らないのか。

・世界には一九〇を超える国が存在するが、そのなかで世界最古の国家が日本であることはあまり知られていない。（中略）人類史上、四百年以上国を守ったのは、数えるほうでしか例がない。（中略）

正式な歴史書である正史『日本書紀』によれば、初代神武天皇の橿原宮(奈良県橿原市)での即位が我が国の建国で、これは紀元前六六〇年、すなわち今から約二千七百年前に相当する。

・なぜ「国史」ではなく「日本史」と呼ぶのか（中略）

終戦までは「国史」という名称だった。（中略）

たとえばアメリカの学校には「アメリカ史」などという科目はない。あるのは「National History」(国史)。（中略）

日本の高校で使われている「日本史」の教科書は、日本人が日本人に教える歴史ではなく、第三者が第三者に向けて、極めて客観的に、そして無機質に書かれている。

・日本はいつできたのであろう。実はこの問いに明確に答えるのは簡単ではない。その理由は主に二つあり、一つは、文字のない時代に国が成立していること、もう一つは、国家の定義が様々で、何をもって国家とするか意見がわかれていることである。

・我が国は初代神武天皇の即位から二千六百七十年以上続いてきた。

・今から約千三百年前の奈良時代に、第四十代天武天皇の命令によって編纂された『古事記』と『日本書紀』が、我が国最古の歴史書です。両方を合わせて「記紀(きき)」といいます。

●書籍『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』より
竹田 恒泰 著
PHP研究所 (2011年9月初版)
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