松尾 昭仁 氏 書籍『たった2時間の学びで仕事は好転する』(ワニブックス 刊)より
このページは、書籍『たった2時間の学びで仕事は好転する』(松尾 昭仁 著、ワニブックス 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「学び」のゴールを間違えると、学び続けることはたちまち「失敗の原因」になってしまいます。(中略)「学び」のゴールは、それをビジネスに活かすこと、人生を変えること------。
・いくらセミナーを受けてもうまくいかず、さまざまなセミナーをハシゴする人がたくさんいる一方で、1、2回それもたった2時間のビジネスセミナーに参加しただけで、飛躍的に伸びる人がいる(中略)
つまり、セミナーで学んだことをいつでもビジネスや人生に活かすことができない人と、単時間で要領よく学び、すぐにビジネスの成果に結びつけて人生を変える人
・セミナーに参加すること自体は何も生み出しません。セミナーで学んだことをアウトプットして仕事に活かし、初めて成果が出ます。
・誰も手をつけていないサービスや新しい情報をいち早く入手して行動に移せる人が、成功を手にできるのです。(中略)セミナーから受け取る情報を知っているのは、世の中のビジネスマンの数に比べれば、ほんのひと握り。同じテーマのセミナーを講師が何回か開催していたとしても、せいぜい数十人~数百人でしょう。
・懇親会は、通常なら数万~数十万円するような高額コンサルティングを、懇親会参加費のたった数千円で受けられる大チャンスなのです。
・セミナーのスタッフになることは、セミナー開催のノウハウを効率よく学べる最高の方法なのです。
・セミナーには「講師に共感する人」が自然と集まってくるのです。「飛び込み営業でどんどん攻めろ」と主張する著者のセミナーには、ガツガツ系の人が集まりますし、「営業は気配りが基本だ」という著者のセミナーには、「気配り上手の穏やかなタイプ」が自然と集まります。
・注意事項をひとつ。「資格試験の勉強をしていること」を職場の上司や同僚に話す人がいます。本人からすれば「こんなに頑張っています!」というアピールのつもりかもしれませんが、まわりの人は「そんなことより目の前の仕事をしてくれ」「この人、資格をとって会社を辞めるつもりかも」と思われるだけです。資格試験を目指すなら「こっそりと」が基本。職場でが公言しないほうが無難です。
・成功者インタビュー 吾妻康裕さん(中略)
(※セミナーは)独立を考えていない組織に属する人こそオススメです。まったく違う業種の人たちと触れ合うことで、自分にとっては当たり前だと思っているノウハウやスキルが、実は誰かの役に立つことがわかり、それが大きな自信につながります。
・たとえ効果がなくても、「自分にはこの方法は向いていない」とわかるだけでも大きな収穫です。
・行動を起こさない人は、セミナーの内容やノウハウ以外の部分にフォーカスする傾向があります。
「話し方に起承転結がないので退屈だった」
「講師のテンションが高すぎて、逆にしらけた」
「部屋の温度が少し高くて、集中できなかった」・・・・・・などなど(中略)
大切なのは、「セミナーは、ビジネスに使える情報やノウハウ、そして人脈を仕入れるための場である」という発想です。
・人脈は本を読んでも得られません。上質な人脈を構築したければ、リアルなセミナーに参加するべきです。
・ビジネスに必要な人間関係を構築するのに大切なことのひとつは、「相手にメリット」を与えることです。ここでの「与える」は、ギブ&テイクのような打算的な見返りを期待するものではなく、とにかく与え続けること、すなわちギブ&ギブです。
・講師や主催者に好かれる方法を3つ紹介しましょう。
1つ目は、「相手のメリットになるものを提供する」こと。(中略)
2つ目は、「講師の本は徹底的に予習する」こと。(中略)
3つ目は、「まめに報告すること」です。
・ビジネスには、2つの「かんじょう」が必要です。ひとつは、「感情」。これは、自分のビジネスを通じて人の役に立ちたい、人の夢をサポートしたいとった「想い」のことです。
もうひとつは、お金の「勘定」。いくらビジネスに対する思い入れがあっても、利益が出なければ、事業は継続できません。
・お金は取り返すことができますが、時間はどうあがいても取り戻せません。もしも途中で資格を取得する価値を見出せなくなったら、撤退を検討する勇気も必要なのではないでしょうか。
・ビジネスセミナーに参加する目的は、ビジネスで成果を出すこと、学びをお金に換えることです。インプットしたものをアウトプットしなければ、学び続けるだけで何も変わりません。
・空手の教本を読むだけでは、空手は強くなりません。レシピを読んでいるだけでは料理は決してうまくなりません。ノウハウを仕入れたら、「まずは実践」することが大切なのです。
・セミナーにノートパソコンを持ち込む人も多いですが、キーボードをたたく音は、本人が気にならなくても、まわりの人にとっては雑音です。たまに「どうだ!」とばかりに、パチパチパチ、トーン(ENTERキー)とキーボードを打ちこむ人がいますが、迷惑行為以外の何物でもありません。
●書籍『たった2時間の学びで仕事は好転する』より
松尾 昭仁 著
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