伊勢田 幸永 氏 書籍『「しぐさ」の魅力』(かんき出版 刊)より
このページは、書籍『「しぐさ」の魅力』(伊勢田 幸永 著、かんき出版 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「20秒くらい、眼をぎゅっとつぶって、パッと開く」のです。これが、私がお勧めする「相手に好印象を与える眼のつくり方」です。人は興味あるものを見るときには瞳孔が開き、まぶたがちょっと潤みますが、それを自分自身でカンタンにつくるのです。
・じっと見続けずに、下にそらす
人と会って話をするとき、直接、眼を見てよいのは3秒から5秒くらいです。(中略)ここで重要なのは、「視線のそらし方」です。(中略)ちょっとだけ下にそらします。できるだけ真下を見てください。(中略)斜めにそらす(中略)相手に対して冷たい印象を与えてしまうからです。
・「話しているうちに、よく上目づかいになる人」(中略)他人への依存度が高い傾向があります。
・コミュニケーションを進展させたい相手に対するしぐさとしては、「手を隠さない」ことがだいじです。手を隠してしまうと、敵対関係が生まれてしまうのです。(中略)テーブルがあれば、手はその上に置くことがだいじなのです。(中略)手のひらを上に向けるのもお勧め。
・説得力は左手を動かして表現する
左手が視野に入ると、直観的に落ちつく(中略)左手である理由は、左手は右脳に直結していて、自分の目線のどこに左手が入っていると、感覚的に落ちつき、同じ話でも理路整然と展開できるからです。
・話を終わらせたいとき、どうしますか?(中略)
そういうときには、「物音を立てる」か「わざと物を落とす」とよいでしょう。(中略)開いていたのートを音を立てて閉じるとか、書類をトントンと揃えてみるのもよいでしょう。
・資料は「両手もち」をしない
これはプレゼンテーションなど発表の場で説得力を増す重要なしぐさですが、資料を両手ではもたず、右手でもち、左手を空けておきます。(中略)左手はさまざまなジェスチャーをとるために空けておくのです。
・相手のOKのサインを知りたい(中略)
口もとを境に上を触るときはNG、
下を触るときはOKサイン。
・会議やプレゼンテーションなどで自分の話す順番になると、緊張して硬くなるという人がいます。(中略)その場でジャンプをするのがお勧めです。できればぴょん、ぴょん、ぴょんと3回くらいジャンプします。(中略)
心の緊張は、体の緊張なのです。ですから、体の緊張をときほぐすと、心の緊張もときほぐされるのです。
・嫌われてもよい人に嫌われてもよいときは?(中略)
そのひとつはテーブルに手を乗せ、両手をグーで合わせたり、握ったりしてしますことです。(中略)「イヤなことイヤだといえない人」は、イヤだということを伝えるしぐさとして覚えておくとよいでしょう。
●書籍『「しぐさ」の魅力』より
伊勢田 幸永 (いせだ ゆきえ) 著
かんき出版 (2012/8/1)
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