田中 美津 氏 書籍『新・自分で治す「冷え症」』(マガジンハウス 刊)より
このページは、書籍『新・自分で治す「冷え症」』(田中 美津 著、マガジンハウス 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・冷えによって起きる痛みは全て「血行障害が起きているヨ! このままだとエライことになる」というサインです。つまり------。大切な五臓六腑にビョーキが起きるといういのちに関係します。
・体質には“実証”と“虚証”の二種類があります。(中略)どちらというと虚弱体質を“虚証”といい、どちらかいうと頑健体質を“実証”といいます。一般的にイライラ・クヨクヨタイプは虚証に、ガハハタイプは実証に多い。
・冷え性対策の筆頭が「腰湯」(半身浴)です。腰湯でからだを温め、汗を出す。汗と一緒に冷えの邪気も出ていく。からだにたまっている有害な鉛やカドミウムなど重金属類も出ていくといわれています。
・正しい呼吸は、自律神経をコントロールする唯一の方法です。(中略)人間怒ると自然に呼吸がせわしくなるでしょ。そんなふうに呼吸が乱れれば、それに合わせて、心臓の鼓動が速くなったり。血圧が高くなったり、胃が痛くなったりしてきます。
・正しい呼吸の方法は、ユックリ吐くことです。(中略)人は最初に大きく息を吸い込もうとします。でも深呼吸とはまず吐くこと。体内の汚れた空気を吐き切ってしまえば、自然に空気は吸い込まれていく。コツはできる限りユックリと吐くこと。
・絹のスパッツをはくと冷えがわかるようになる。
・汗でわかるからだの不調。
脇の下によく汗をかくのは心臓の弱まり
首スジに汗をかくと肝臓の弱まり
額の汗は消化吸収の弱まり
全身に汗をかくのは腎臓の弱まり
・万人に効く、究極の健康法
1.冷えに気をつける。
2.小食にする。
3.疲れた時は早く寝る。
4.深く呼吸する。
5.快便を心がける。
6.ノンキに暮らす。
・耳たぶが発達している人って、腎臓が丈夫だから頑健です。働こうと思うば、人一倍働ける。それでリッチになるのかも。
・よく噛めば、よく唾液が出ます。唾液には食物に含まれている発癌物質を無毒化する力がある。
・陰陽表
陰 陽
地 天
冬 夏
夜 昼
女 男
植物 動物
静止するもの 動くもの
広がる(遠心性) 縮む(求心性)
心 物
宗教 科学
お腹 背中
腎臓 心臓
水 火
重いもの 軽いもの
陽に向かって伸びる野菜 地下に長く伸びる野菜
・陰性の植物はからだを内側から冷やします。(中略)キュウリ、トマト、レタス、ナス、小麦
・果物はからだを冷やすと頭にインプットしましょう。
・足湯について。(中略)
最初から熱い湯だと皮膚表面がバリアーをつくって中に熱を入れないようにするから、徐々に熱くしていくのがコツ
・足湯の二つの方法。(中略)
側に水を入れたバケツを置いておき、足が温まったら冷たい水に足を入れる。これを交互に三~四回くり返し(20分くらい)最後に冷たい水に入れて仕上げる。そうして、(中略)タオルでよく拭く。
・朝に弱い、疲れやすい「低血圧」のからだはこうして治す。(中略)
1 朝、目が覚めたらスグに寝床の中で三回くらい大きくノビをする。(中略)
3 食べる行為を通じてからだが動き出すので朝食は必ず摂る。(中略)
4 土、日とも朝寝坊すると、副交感神経が一層コーフンしてダルくなるから気をつけよう。
・腰痛がありますか?
いつも痛む人は、長年の冷えから腎臓や消化器を痛めている可能性大。(中略)また、ギックリ腰は、食べ過ぎやからだに冷えが入っていくとくり返す。
・血液の流れを悪くする最大の原因は、冷え。
・ギックリ腰になったら、とにかく最初は冷やすこと。(中略)
急に腰に激痛に襲われた場合は、とにかく冷やす。急性腰痛の激痛は筋肉のケイレンや靭帯の炎症によるもの。初期に温めてしまうと炎症が悪化して大変です。
・急性腰痛------ギックリ腰を治す五つのポイント
1 激痛が起きたらスグにうつぶせになり、お腹の下に座ブトン二~三枚か、枕二つくらい入れて、20~30分、ジーッとしてる。
2 痛みの様子をみながら硬いフトンの上に仰向けになり、膝から先を座ブトン(30cmくらいの高さに積む)の上にのせる。
3 そして痛む炎症部分を湿布や氷で冷やす。
4 お腹は逆に、塩をフライパンで焼き湿布に入れお腹にのせて温める。
5 腰を冷やしお腹を温める方法を1時間続け、2時間休んでくり返す。
※画像は、同書籍より
・尿の回数は一日どれくらいですか?
腎臓の機能は尿の回数でわかる。一日に五~七回が適当。でも、勢いがなかったり量が少ない、回数が多く(少なく)なるのは冷えているせいよ。四回以下と八回以上は要注意。(中略)回数が多く、オシッコが甘く匂う人は糖尿病の可能性あり。
・腸内環境をよくする食物------有用(善玉)菌を増やすもの。
天然醸造の醤油・ミソ
豆腐
全粒粉パン
ナットウ
ヌカ漬け
海藻
きのこ類
旬の野菜
●書籍『新・自分で治す「冷え症」』より
田中 美津 著
マガジンハウス (2008/12/5)
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