アンダッシュ・ダルヴィッグ 氏 書籍『IKEAモデル~なぜ世界に進出できたのか』(集英社クリエイティブ 刊)より
このページは、書籍『IKEAモデル~なぜ世界に進出できたのか』(アンダッシュ・ダルヴィッグ 著、集英社クリエイティブ 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・小売企業が真の価値を提供するために必要な条件はなんだろうか。要点は四つある。
一.社会的目標を伴うビジョンと、揺るぎない価値観。(中略)
二.取扱商品の幅と価格が競争上のおもな差別化要因となるビジネスモデル。(中略)
三.市場リーダーシップ、そして会社の短期的・長期的な成長目標を決定づけるグローバルな市場ポートフォリオ。(中略)
四、献身的なオーナーによる会社の統率。
・イケアが新興市場でどのように貢献してきたか、検討してみよう。
一.デザインと機能性に優れ、上質で地球に優しいインテリア製品を中間層向けに低価格で提供する。(中略)
二.雇用創出と納税。(中略)
三.国際競争力のある輸出産業を構築するためのノウハウを提供する。(中略)
四.製造業の社会的・環境的基準を改善する。(中略)
五.低所得者層の状況改善に向けたイケアの社会的取り組み。
・五つの特徴(中略)
イケアは顧客のどんなニーズを満たしているのだろうか。
●デザイン、機能性、値段のわりに質が高い
●ユニークな北欧風デザイン
●インスピレーション、アイディア、解決策
●一ヵ所ですべてが揃う
●充実した買い物経験
・イケアの核となるコンセプトに張り合おうとする企業が現れることはあった。わたしにとって、こうした企業は一番脅威の少ない相手だ。独自の革新的な発想があるわけではなく、イケアがこれまでにやってきたことを真似するだけなのだから。今のところ、こうした企業はわずかな成功しかおさめていない。
●書籍『IKEAモデル~なぜ世界に進出できたのか』より
アンダッシュ・ダルヴィッグ 著
志村 未帆 翻訳
集英社クリエイティブ (2012年11月初版)
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