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三浦 しをん 氏 書籍『本屋さんで待ち合わせ』(大和書房 刊)より

このページは、書籍『本屋さんで待ち合わせ』(三浦 しをん 著、大和書房 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・本書は一応「書評集」だ。ちゃんとした評論ではもちろんなく、「好きだー!」「おもしろいっ」という咆哮(ほうこう)になっちゃっているので、お気軽にお読みいただければ幸いです。


・二章と三章は、読売新聞に掲載された書評。二年間、読売新聞の「読書委員」をやらせていただき、月に二本程度、新刊の書評をしていたのである。


・新聞の書評欄だからといって、真面目っぽい本ばかり取りあげる必要はあるまい、と思っていた。すべての本には、等しく価値がある。読んで「いいな」と感じたら、それを評という形で素直に表明することを心がけたつもりだ。


・「本を読みやすい」ことを第一に食事のメニューを決めるのと同じく、「食事時にふさわしい内容の本」を吟味するのも、またなかなか難しい。


・「これを読んで笑った」という小説は、ひとに勧めにくい。勧めた相手が自分と同じように笑ってくれるかどうかは、かなり勝率の低い賭けだからだ。と、わかっていながら、「今年読んで笑った小説」について記してしまうのですが。


・本は、人間の記憶であり、記録であり、ここではないどこかへ通じる道である。特別な機械も作法も充電器も必要なしに、時間と空間を超えた異世界へ、私たちを連れてってくれる。


・『本屋さんで待ち合わせ』と『お友だちからお願いします』を並べると、おやおや、装画につながりが・・・・・・? みなさま、どうぞ二冊ともお手もとに揃えて(CM)、装画をじっくりとご覧になってみてください。


●書籍『本屋さんで待ち合わせ』より
三浦 しをん 著
大和書房 (2012年10月初版)
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