ジョエル・サルツマン 氏 書籍『シェイク・ブレイン~脳をゆさぶり、創造力をつけろ!』(阪急コミュニケーションズ 刊)より
このページは、書籍『シェイク・ブレイン~脳をゆさぶり、創造力をつけろ!』(ジョエル・サルツマン 著、阪急コミュニケーションズ 刊)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・常識はずれの考え方をすることを恐れてはいけない。いま常識になっている考え方も、昔はどれも常識はずれだったのだから。(中略)
車輪、本、お金、民主主義、女性の投票権、公民権、自動車、飛行機、コンピュータ・・・・・・。
・シャーロット・フォルツ・ジョーンズは、著書『うまくいったまちがい』(とてもおもしろい本だ)の中で、「おなじみの発明商品40とその起源」を取り上げている。例えば、コカ・コーラ(普通の水を使うつもりが、まちがって炭酸水を使ってしまった)
・私が知っている最も創造的な人たちは、自分がしたくないことはしようとしない。といっても、楽しくない仕事はしないということのではなく、そうした仕事を自分の興味のもてるものに変えるということだ。「人生のすべての時間を仕事に向けている」と、創造的な人たちは言う。(中略)
------ミハイ・チクセントミハイ(心理学者)
・「裏返し」思考は、古くトム・ソーヤの物語に見ることができる。
・一九九〇年代後半のこと、建築資材の大手オーウェンズ・コーニング社はこんな疑問をいだいていた。「大人たちに省エネルギーを教え込む一番の方法が何か?」。そして導き出された解決法が、「子供たちに教え込んで親たちを囲い込む」だった。同社は、三日間の教育プログラム『省エネは私から』の教材を一万セット用意、学校に配布した。さらに、「省エネはなぜ私から始まるのか?」をテーマに作文コンテストを実施し、ほぼ一〇〇〇人の子供たちを参加させた。このキャンペーンは二七〇ものメディアに取り上げられ、二五〇万人以上の親と子の目を家庭で省エネに向けさせた。これもまた、すべては疑問文の「裏返し」から始まったのだ。
・常識とは、私たちが教え込まれてきた偏見の別名にすぎない
・ネガティブをポジティブに変えよう! (中略)
ミネソタやウエストバージニアなどの諸州が、強風というネガティブな要素を、お金を生み出す風車に活かしている。つまり風力発電で、最近の調査によると、(中略)三州の風力を完全に活用できれば、アメリカ全体の電力をまかなえるという
・「あの人ならどうするだろうか?」と考えてみよう! (中略)
つまり、こういうことだ------自分がお手本にしている人がするようなことなら、あなたのためになる可能性が高い。
ただし注意点
インスピレーションや導きを得るというのは、「サルまね」や「丸写し」とは違う。
・お金をかけずに専門家の「能力」を得る方法
ただ単純に、「あの人ならどうするだろうか?」と考えればいい。その「あの人」は、あなたが自分の分野で師と仰いでいる人でもいいし、問題解決能力の点で尊敬している著名人
・『ほぼ完璧な妻になる方法(中略)』(中略)
「ほぼ」という言葉がミソで、これがないとウソくさくなる
・問題を危機ではなく「チャンス」(中略)
問題とは、ベストを尽くすチャンスにほかならない
・しばらく問題から離れてみよう! (中略)
ノートと鉛筆を持ってテラスに出ると、問題の答えが見つかることはほとんどないのに、ノートと鉛筆を持たずに出ると、必ず答えが見つかるのだ。(中略)「バケーション」になるとリラックスして妙案を思いつくらしい。
・紫外線の有害性と予防の必要性を人々に徹底させる方法について調査研究した結果、肌の老化や紫外線カットの方法を説明するパンフレットを配るだけでは不十分であることを知った。ところが、UVフィルター付きのインスタントカメラを使って、顔の皮膚の下に及んでいるダメージを見せると、効果てきめんだった。自分の肌の写真------つまり紫外線によるダメージの証拠------を
●書籍『シェイク・ブレイン~脳をゆさぶり、創造力をつけろ!』より
ジョエル・サルツマン 著
斉藤 裕一 翻訳
阪急コミュニケーションズ (2006年10月初版)
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