書籍『3万人調査で読み解く日本の生活者市場』(三菱総合研究所 編集、日本経済新聞出版社 刊)より
このウェブサイトにおけるページは、書籍『3万人調査で読み解く日本の生活者市場』(三菱総合研究所 編集、日本経済新聞出版社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・マーケティングでよく使われる理論に、「ロジャースの普及曲線」がある。このロングセラー論は、簡単に言うと、新商品の購入が早い順に生活者を5つのグループに分け、商品の普及状況に応じてマーケティング戦略を展開するというものだ。(中略)
イノベーター(革新者/市場全体の2・5%) (中略)
アーリーアダプター(初期採用者/市場全体の13・5%) (中略)
アーリーマジョリティ(前期追随者/市場全体の34%) (中略)
レイトマジョリティ(後期追随者/市場全体の34%) (中略)
ラガード(遅滞者/市場全体の16%) (中略)
・マッコリのヘビーユーザーって誰?(中略)
このマッコリヘビーユーザーの中心は男女20~30代の若者で、全体の60%を占める。彼らの最大の特徴は、恋愛・結婚に前向きな点にある。
・「GOPAN」の所有者は、全体の1%。主な所有層は子育て中の30~40代女性と思いきや、実は60代の男性、次いで50代の男性が多い。健康に対して高い意識を持ち、経済的にも時間的にも生活にゆとりがあるのだろう。
・住宅用太陽光発電システム保有者の4割は50代以上。年収1000万円以上が2割を占める。
・Kindle人気を支えているのは、電子製品にありがちな新しいもの好き層ではなく、読書家だと言われている。(中略)読書家にとっては、軽くて単機能で、紙の書籍よりも安く本が買えるKindleは最適というわけだ。
・氷河期世代男性アルバイト・派遣社員はネット上につながりを求める(中略)職場で希薄な人間関係しか築けない彼らの心のよりどころは、ネット上の友人なのかもしれない。
・家具の量販店のIKEAが東京ディニーリゾートに次ぐ、日本第2位の年間集客数を誇る施設になっているそうだ。経済的にゆとりのない層にとって、ショッピング施設が「安近短」で家族が一緒に楽しめる場として受け入れられていると考えられる。
・2030年には女性の生涯未婚率は20%を超え、ワーキングシングルは女性の主なライフコースのひとつとなる。
・最近、料理教室やお菓子教室に通う男性が増加しているといわれる。(中略)ひとつは、「自分で自分のやることを決めていきたい」という価値観が大きくなっていることが挙げられる。(中略)もうひとつは、「家族との信頼関係やふれあいを大切にしたい」という価値観である。
・●和歌山、滋賀、奈良の生活満足度は高い
●高いのは、「子供の成長」「食事」「生活の安全度」への満足感
●書籍『3万人調査で読み解く日本の生活者市場~ニューノーマルがわかる88のポイント』より
三菱総合研究所 編集
日本経済新聞出版社 (2012年6月初版)
※amazonで詳細を見る