出版業界紙『出版月報 2016年 9月号~特集「出版プロモーション・販売促進」』(発行所 公益法人全国出版協会 出版科学研究所)より
このウェブサイトにおけるページは、出版業界紙『出版月報 2016年 9月号~特集「出版プロモーション・販売促進」本を届けるためには読者と徹底的に向き合い、熱量を持って伝えること』(発行所 公益法人全国出版協会 出版科学研究所)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・ダイヤモンド社 宣伝プロモーション部 部長 松井未來 氏(中略)
ダイヤモンド社のプロモーションは、①パプリシティ(PR)、②広告宣伝、③書店店頭の3つの軸を組み合わせたプランニング(企画立案)を中心に展開している。①と②はテレビなどメディアでの紹介や、新聞・電車広告など読者へのダイレクトなPR活動。③は、拡材作成など書店店頭で一等地に並べてもらうために営業と連動した施策だ。
・アスコム 取締役 編集部長 柿内尚文 氏(中略)
「(中略)本の編集段階からどのように構成したらテレビに紹介されるかをイメージした本づくりを心掛けています」。その根底にあるマインドは社内環境にも表れている。オフィスには7台ほどのテレビが設置されており、各局の番組を常時流している、という他社では見られない光景が垣間見えた。
・ミシマ社 営業チームリーダー 渡辺佑一 氏(中略)
当初は300軒程度だった取り扱い書店は、現在は約1,500軒にまで拡大。販売条件は基本7掛、返品可だが、15年5月創刊のシリーズ「コーヒーと一冊」は6掛買切である。
・取材を終えて------------(中略)
首都圏のJR線を中心とした「ドア横」のポスター・ステッカー等の交通広告がビジネスマン読者への販売効果が絶大で、各社の競争が激化している。JR山手線のドア横ポスターは1週間で300万円以上が額がかかると言われ、規模の大きい社でないと参入は難しい。
新聞広告の効果も侮れない。シニア層への訴求が大きく、アスコム、新講社、自由国民社などは地方紙への積極的な広告出稿で成功を収めている。
・取材を終えて------------(中略)
●基本は読者のニーズ
出版社の規模、刊行ジャンルに関わらず、プロモーションの基本は「読者」を見ること。読者が誰なのか、その読者と出逢うためにどうしたらよいかを徹底的によく考えることにある。
●出版業界紙『出版月報 2016年 9月号~特集「出版プロモーション・販売促進」本を届けるためには読者と徹底的に向き合い、熱量を持って伝えること』より
発行所 公益法人全国出版協会 出版科学研究所
2016年 9月26日発行
頒価 2,160円(税込)
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