日比野 佐和子 氏 書籍『これだけで若返りは可能です。 』(東洋経済新報社 刊)より
このウェブサイトにおけるページは、書籍『これだけで若返りは可能です。 』(日比野 佐和子 著、東洋経済新報社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・老けていくスピードを落とすことができる。そこから健康管理にもつながっていきます。でも“アンチ”という言葉はなんだか自然に反しているようなので、本書では年齢を管理するという意味で「エイジマネジメント」と表現することにします。
・じつは毎日のシャンプーはちょっとよくないことなのです。(中略)とくに合成シャンプー、リンスには、合成界面活性剤が含まれているので、洗い過ぎると頭皮がボロボロになってしまう可能性があります。
・シャンプーを使わないと頭が臭くなる、お湯洗いだけでは不十分だという方は、思いきって赤ちゃん用せっけんを使ってみてはどうでしょうか。
・若返りと髪の毛を増やす注目の食材はサケ(鮭)です。アスタキサンチンと言う成分が成長ホルモンを増やすと言われています。そして、最近注目されているのは、成長ホルモンを増やす働きがあるアルギニン、シトルリンといった成分です。アルギニンを多く含む食材は、大豆食品、肉類(鶏肉)、魚介類(エビ)、ナッツ、乳製品(チーズ、ホエイ)、ビール酵母などです。
大豆食品の中で最もアルギニンを多く含む食材は、高野豆腐です。また、アルギニンの効果を促進させるには先に挙げたビタミンBが必要で、食材としては海藻類では焼きのりが、またナッツ類ではピスタチオがダントツです。育毛だけでなく、全身の若返りにも効果が期待できます。
・歳をとってくると血管が皮膚に浮き出てきて、これは老化現象の兆候。
・実際の年齢(実年齢)ではなく、自分の本当の体内年齢(骨年齢・神経年齢・血管年齢・ホルモン年齢)など=機能年齢)を知ることができる検査としては「アンチエイジングドッグ」があります。
・冬は脂肪をため込み、寒いので身体を動かさずにいると、運動不足で筋肉量が減り、結果として基礎代謝が落ちるため、ダブルパンチで太りやすくなるのです。ということは、冬にしっかりリセットすれば、太りにくい身体になるということです。
・「ダイエットは夏は勝負!」という記事を見かけますが、夏は体温と気温との温度差が少ないために、基礎代謝自体が低下するので、じつは夏にダイエットをするとリバウンドしやすいのです(つまり、夏の終わりから、太りやすい体質になっているのです)。
・無理なく確実に食事量を減らす方法を紹介します。(中略)三〇分前の果物は満腹中枢を刺激し、満腹感を高めることによって食事量は確実に減ります。食前に果物を食べることは、ダイエットにも効果的なのです。(中略)
ただし一つだけ注意してほしいことがあります。それは果物でもグレープフルーツ、オレンジといった柑橘系は酸が強いので胃酸が分泌されやすくなり、かえって食欲を増進させ、ついつい食べ過ぎてしまうことです。
おすすめしたいのはリンゴ、ナシ、カキ(柿)、ブドウといった果物です。
・究極に痩せる方法としては、やせたい部位に注射で脂肪融解剤を注入する施術があります。(中略)さらに今では「ウルトラアクセント」という、脂肪細胞の膜を直接破壊する特殊な超音波機械が登場しています。これで脂肪を溶解・排出し、気になる部位だけを“部分やせ”させる医療機器です。
・アメリカではエイジマネジメントの三つの柱があります。「ニュートリション」(栄養)、「フィジカルエクササイズ」(運動)、「ホルモン調整」(睡眠・メンタル)の三つです。
・加齢臭がどこから発生するかといえば、じつは耳の後ろから発生している場合が多いのです。理由は簡単で、耳の後ろを洗わない人が意外に多いからなのです。酸化した脂肪がどんどんたまってくるのが耳の後ろということです。
・食べ物は五性と言って、「熱性」「温性」「平性」「涼性」「寒性」の五つの性質に分類されます。人に男女があるように、食物には生まれ持った性(質)があるのです。「熱性」「温性」の食べ物は身体を温め、貧血や冷え性などに効果的ですが、「涼性」「寒性」の食べ物は身体を冷やし、鎮静・消炎の作用が強いとされています。
・人間にはそれぞれ生まれ持った体質が違うので、他の人にいいものが自分に向いているとは限りません。だから第一に、自分の身体の特長を知り、身体の声に耳を傾けてみることです。
・冷えたビールのイッキ飲みは老化を早める(中略)
いったん冷えてしまうと、内臓はむくんだ状態になり、これが老化を早める原因になります。内臓のむくみをとるには冷やすより、身体を温めることが一番。(中略)おすすなのが(中略)ビールよりも焼酎のお湯割りや、ホットウィスキーです。
・加齢と血圧は密接に関係していて、「人は血管から老いる」と言われるように、歳とともに動脈硬化が進行し、血管が弾力性を失ってしまいます。(中略)高血圧は刺激物や辛いものを避けて、睡眠不足、生活習慣から変えていかなければいけません。
・キウイフルーツは“栄養素の宝庫”と言われる果物で、ビタミンC、ビタミンE、葉酸が多く含まれていて、一個食べるだけ一日に必要なこれらの栄養を満たすことができます。それに水溶性食物繊維が多く、血糖値やコレステロール値を下げる働きがあるので、疲労回復にすごく効果的なのです。
最近では、キウイフルーツにはガンを抑制する作用があることもわかってきました。
・重要なことは、何度も言うように基礎代謝を上げることです。(中略)腸内をきれいにすること。(中略)食生活の改善です。キムチ、納豆、ヨーグルト
・キムチにはデトックス効果があります。乳酸菌を多く含み、身体にたまった要らない有害物質を排出してくれます。
・リンゴを皮ごと食べて免疫力アップ! (中略)リンゴポリフェノールは果肉より皮に多く含まれているので、安全なリンゴをしっかり水洗いして、皮ごと食べると効果的です。
・太りやすい体質の人は血流が滞っていて、中国の伝統医学では「瘀血(おけつ)」と言われ、血が固まってたまっている状態を指します。(中略)つまり、血のめぐりがよくなると、やせるのです。小腸などのお尻周辺のツボは血流をよくするには効果的で、椅子に座って同じ姿勢を続けていると、どうしても血流が悪くなり、代謝が落ちます。
●書籍『これだけで若返りは可能です。』より
日比野 佐和子 著
東洋経済新報社 (2011年11月初版)
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