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[ 書店について ]

2017年 書店・店舗数ランキング  寄稿:冬狐洞 隆也 氏

2017年の書店・店舗数ランキング紹介したい。 
 
 

順位
書店名
店舗数
本社
備考
1位
未来屋書店
339
千葉
イオン系
2位
宮脇書店
276
香川
-
3位
くまざわ書店
225
東京
-
4位
文教堂書店
185
神奈川
日販筆頭株主
5位
丸善・ジュンク堂
96
東京
大日本印刷系
6位
三洋堂書店
89
愛知
-
7位
明屋書店
84
愛媛
トーハン系
8位
明林堂書店
75
大分
宮脇書店傘下
9位
リブロ
69
東京
日販系
10位
紀伊国屋書店
68
東京
-
11位
トップカルチャー
67
新潟
TSUTAYA FC
12位
アミーゴ書店
56
大阪
-
13位
オーエンタテイメント
55
大阪
オークワ傘下
14位
ビックワングループ
47
栃木
TSUTAYA FC
15位
ダイレクトショップ
46
滋賀
平和堂直営
16位
有隣堂
45
神奈川
-
17位
精文館
44
愛知
-
18位
文真堂書店
43
群馬
トーハン系
19位
ブックファースト
41
大阪
トーハン系
20位
啓文堂書店
37
東京
京王電鉄系
21位
フタバ書店
36
広島
-
22位
三省堂書店
34
東京
-
番外編
1位
TSUTAYA
1435
東京
FC1320店
2位
ゲオ
1821
愛知
-
3位
ブックオフ
839
神奈川
直営388店 FC451店

※その他 キクヤ図書販売・積文館書店・戸田書店


2017年 書店・店舗数ランキングから見え隠れするもの7つ

1) 書店の店舗数と売上は必ずしも一致しない。


2) 読者は書店名を意識して買ってはいない。そこに求める本があれば良いだけ。書店も出版社も勘違いしている。図書館みたいな大型書店は要らない。探すのが面倒になっている。


3) 取次の直営店が増加続けているが、取次の書店への売掛債権が回収できないので直営店にしているだけ。その書店が売り上げ減のため取次に負担になってきている。取次が面倒見ている書店は発表していないが50店舗はある。


4)2025年までの生産年齢人口減・少子化を見ると出版産業全体の売上は1兆円が限界と見る。


5)書店の客数・客単価の減少・雑誌の低迷・ネット書店の拡大・電子書籍・競合店の出現と書店にとっては回復の兆しどころか、廃業・倒産の分岐点に来ている。


6) 日本書店組合連合会の組合員数も既に3300店近くまで減少している。山口県の組合脱退に続き、栃木県も脱退する。2018年は他県も出てくる可能性がある。


7)出版産業の流通と金融を担っているのは取次に他ならず、取次はこの複雑化した書店市場に対してなすべき手だても持てずにいる。出版社は多種多様な生産で早く自社ルートを確立すべきである。今年から横並び意識は捨てたほうが良いかもしれない。   


 
寄稿 : 出版流通コンサルティング 冬狐洞 隆也 氏
  
  

  

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