電子書籍『羽生善治×川上量生「羽生さんはコンピュータに勝てますか？」完全版 Kindle版』（羽生 善治 著、川上 量生 著、出版社: 文藝春秋）より

このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『羽生善治×川上量生「羽生さんはコンピュータに勝てますか？」完全版 Kindle版』（羽生 善治 著、川上 量生 著、出版社: 文藝春秋）を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。

・グーグルがアメリカの公道で自動運転車の試験を続けているとか。１００万キロ以上走っても、10件程度しか事故が起きなかったそうですね。しかも、起きた事故は、自動運転車に過失があったのではなく、その周囲を走っていた人間の運転する車が原因だった。 　

川上　そう。運転は機械のほうがうまい。

・ディープ・ラーニングとは、基礎から応用にいたるまで、何段階もの層に分けてコンピュータに学習させるモデルです。いくつもの層で繰り返し学習していく過程で、大量の情報を圧縮し、要約していく。これは人間の脳の情報処理モデルと似ているのです。

・将棋は江戸時代から家元制度として続いている伝統的な世界でもあるのです。和室で着物を着て対局をするところに、様式美であったり、価値があったり、伝統としての意義があるという面がある。

・人間は将棋の実力がついてくると選択肢を絞り込むことができるようになる。一方、コンピュータの性能が向上すれば、より多くの選択肢が検討できるようになるわけです。つまり逆のことをしている。

●電子書籍『羽生善治×川上量生「羽生さんはコンピュータに勝てますか？」完全版 Kindle版』より
羽生 善治 著
川上 量生 著
出版社: 文藝春秋 (2015/9/11)
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