ちきりん 氏 電子書籍『マーケット感覚を身につけよう~「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 Kindle版』(出版社: ダイヤモンド社)より
このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『マーケット感覚を身につけよう~「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 Kindle版』(ちきりん 著、出版社: ダイヤモンド社)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・長く仕事から離れていたため、パートやアルバイトしか職が見つからないと嘆く専業主婦の人がたくさんいます。その一方、主婦スキルを最大限に活かし、キャラクター弁当作りのレシピ動画作成、収納のカリスマアドバイザーや、しつけや教育のコンサルタントとして、一般の会社員以上に成功する人もいます。
・「価値ある能力」ではなく、「価値ある能力に、気がつく能力」です。
・「価値を認識する能力」の差です。 本書ではこの能力を、「マーケット感覚」と命名しています。
・「全日本空輸(以下ANA)の競合として思い浮かぶ企業を、すべて挙げてください」?? そう問われたら、どう答えますか? 貨物便なら船やトラックもライバルになるし、ホテル事業では、他のさまざまな宿泊施設と競合します。(中略)
だとすると、新幹線もライバルだ!」と気がつきますよね。(中略)「高速バスもライバルだ!」と気がつきます。
・ANAの顧客となる可能性があった事業部長は、飛行機で出張するのをやめ、テレビ会議をすることにしました。これは最新鋭の通信システムが、飛行機の競合となっていることを意味しています。(中略)
ちょっとした用事なら出張しなくてもすんでしまいます。技術の進歩が、テレビ会議システムを航空会社の競合事業として浮上させたのです。
・顧客が飛行機を利用する場面を想像力豊かに思い浮かべれば、それよりはるかに簡単に、まったく別のタイプの競合に気がつくことができます。
・よく考えたら、家族はみんな忙しいし旅行はお金もかかる。代わりに北海道からカニをお取り寄せするのも、いい案かもしれない」と思い始めたら? そうなれば、ネット通販もANA北海道路線のライバルとなりますよね。
・市場化が進む社会で高く売れるのは、「よい商品」ではなく、「需要に比べて供給が少ない商品」なのです。
・オーバードクター問題と呼ばれ、博士号取得者で仕事のない人は、高学歴ニートとまで呼ばれています。
・供給の少ないもので、強く求められるものは何か、と考える癖をつけると、「とりあえず英語」という一種の思考停止からも脱却できるようになるはず
・説明を聞く前から、顧客側が「この人は、私が信じられる人だ」「この人は、自分に合う商品を理解してくれている」と感じていることが重要なのです。
・いまや本屋は、本なんて売っていても儲からない時代なのです。書店は、本ではなく、「本を選んであげること」を商品にしたほうがいい。
・組織を離れても生きていく力を身につけるためには、上司(組織)に評価される人ではなく、顧客(市場)に支持される人を目指す必要があります。
・書籍の価格は、重版がかからなくても(=あまり売れなくても)、初版本の製作コストがまかなえるレベルに設定されることがよくあります。これは、市場側からではなくコスト側からの価格設定で、電力料金など公共料金の決め方と同じです。
・日本企業が変わらなければ、日本の技術系学生の志望先企業が替わるのです。
●電子書籍『マーケット感覚を身につけよう~「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 Kindle版』より
ちきりん 著
出版社: ダイヤモンド社 (2015/2/19)
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