安藤 智子 氏 電子書籍『電子書籍を出す人は知っておきたい文章術 Kindle版』(出版社: ゴマブックス)より
このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『電子書籍を出す人は知っておきたい文章術 Kindle版』(安藤 智子 著、出版社: ゴマブックス)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・書き手にとって、編集者ほど熱心な読み手はいない。 編集者が 忌憚のない意見を聞かせてくれるおかげで、私たちは市場に問うまでもなく、自らのおおよその力量を推し量ることができるのだ。
・電子書籍の場合は、1段落の行数にさほどこだわることはないと思う。 読者それぞれが自分の読みやすいように活字の大きさを調整するので、紙の書籍のように、「何行」という測り方ができない。
・誤字が目についたら、赤ペンを使って修正してさしあげよう。 たとえば、「泥試合」ではなく「泥仕合」が正しい。 靴は「履く」もので、パンツは「穿く」ものだ。
・「自分だったらこう書く」という意識を持って読むことで、脳に新たな神経回路がつくられていく
・「~は」──相手がすでに知っていると思われる情報を示すときに用いる
「~が」── 相手がまだ知らないであろう情報を示すときに用いる
・「~など」を使うときは、二例以上を挙げることが必要だ。 ↓ 一例を挙げるのみだと、他にどんなことがあるのか、読者に伝わらない。
×「食事などで時間をとられる」
○「食事、着替え、移動などで時間をとられる」
・「 」(カギカッコ)でくくった文の終わりに句点を打つ必要はないのだ。
×「約束を守ってくださいね。」
×「約束を守ってくださいね」。
○「約束を守ってくださいね」
ただし、カギカッコの後に、新たな一文を続ける場合には、閉じカッコの後に句点を打つ。
×「約束を守ってくださいね」あの子はそう言ったのだ。
○「約束を守ってくださいね」。あの子はそう言ったのだ。
・使い古された表現は、時として陳腐な印象を与える。しかも、書き手の真情が伝わらない。
●電子書籍『電子書籍を出す人は知っておきたい文章術 Kindle版』より
安藤 智子 (著
出版社: ゴマブックス株式会社 (2013/9/5)
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