内沼 晋太郎 氏 電子書籍『本の逆襲 ideaink 〈アイデアインク〉 Kindle版』(出版社: 朝日出版社)より
このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『本の逆襲 ideaink 〈アイデアインク〉 Kindle版』(内沼 晋太郎 著、出版社: 朝日出版社)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・洋服屋や飲食店、雑貨屋やインテリアショップ、CDショップなど、異業種の小売店の中に本の売り場を作ること。宿泊施設のロビーや集合住宅の共用部分、オフィスのエントランスなどに、本のある空間を作ること。
・本と人との出会いを作る、そのあいだにあるものをコーディネイトする仕事ということで、ブック・コーディネイターを名乗るようになりました
・「最近の若いやつは本を読まない」とか「若者の活字離れ」とか言われていることに、ぼくは不満を持っていました。まるで自分たちの世代が悪いように言われているけれど、悪いのは本当にこちらなのか?
・無謀にもぼくは、出版業界を変えたいと考えているわけです。
・今も「本と人との偶然の出会いを作る」というコンセプトは大切にしています。
・文庫本葉書」に始まる一連の企画には、ぼくが今でもよく使っている、二つの方法が凝縮されています。ひとつは「本にまつわる多すぎる情報をひとつに絞る」ということ、もうひとつは「一節を引用して切り出して流通させる」ということです。
・本にまつわる多すぎる情報をひとつに絞る」ことによって、本はぐっと選びやすくなります。「文庫本葉書」では、1冊の本にまつわる情報は「引用されたフレーズ」だけ。一番気に入った一節を選ぶだけです。
・何を置き、何を置かないかというセレクトが、その店を示す。
・本を飲食店のメニューに載せる
・こうした書店以外の場所で本を販売しようとする場合、いくつか越えなければいけないハードルがあります。一番大きいのは流通や商習慣に関するハードルで、これについては第2章で述べます。次に大きなハードルが「本を買いにきたわけではない人に、いかに本を手に取ってもらうか」です。特に難しいのが、飲食店です。
・月替わりで5タイトルずつの文庫本と、セットにするドリンクとが並んだメニューを用意します。
・いわゆる「ケーキセット」のケーキが、ちょうど同じくらいの値段の文庫本に代わったものと考えていただけると分かりやすいかと思います。
・本の価値は、一律に元よりも落ちていると言えるのでしょうか。2005年6月に、恵比寿のギャラリーで「write on books」という名前の「書き込みのできる書店」のプロジェクトを立ち上げました。そこに並んでいる古本はすべて売りものですが、自由に書き込みができます。
●電子書籍『本の逆襲 ideaink 〈アイデアインク〉 Kindle版』より
内沼 晋太郎 (著
出版社: 朝日出版社 (2013/12/10)
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