ジョン.C・マクスウェル 氏 書籍『結果が出せる人になる「つながり」力』(上原 裕美子 翻訳、辰巳出版 刊)より
このウェブサイトにおけるページは、書籍『結果が出せる人になる「つながり」力』(ジョン.C・マクスウェル 著, 上原 裕美子 翻訳、辰巳出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・「つながり」を築くことができれば、人間関係も、仕事も、生活も、新しいレベルで進化するはずだ。
・専門家によると、私たちは毎日三万五〇〇〇件のメッセージにさらされている。どこにいても、どこに目を向けていても、誰かが私たちの関心をつかもうとする。
・平均的な人間は一日に一万六〇〇〇語を発するそうだ。全部の言葉を書き起こして言ったなら、一週間で三〇〇ページの本が一冊埋まる。
・ただ必死に働くだけではだめだ。立派な仕事をするだけではだめだ。成功したいなら、真の意味で他人とコミュニケーションする方法を学ばなくてはならない。
・売りつけられたがっている人はいない。だが、誰でも手を貸して欲しいとは思っている
・顔と顔を合わせたコミュニケーションは三つの部分から成り立っていることが分かった。言葉、声のトーン、そしてボディランゲージだ。
・●口に出している言葉が七%を伝える
●「話し方」が三八%を伝える
●相手の目に映る仕草が五五%を伝える
・誰かに何かを伝えたいなら、この三つの要素が入っていなければならない。
知識:知っていることを伝える
感情:感じたことを伝える
行動:行動で伝える
・「つながり」の四段階(中略)
1 目に見えるものを大事にする----視覚を通じた「つながり」(中略)
2 本当にわかってることを伝える---理解に基づいた「つながり」(中略)
3 気持ちを大事にする---感情を通じた「つながり」(中略)
4 耳に届く物を大事にする---言語を通じた「つながり」
・「つながり」をつくっていきたいなら、言葉以上の言葉で語らなければならない。四つのレベルで「つながり」を目指すことだ。視覚・理解・感情・言語の四つである。
・あなたのメッセージはあなたのものでなければならない。だとしたら、スタイルもあなたのものでなければならない。自分なりの伝え方のスタイルを探り、あらゆる状況で「つながり」を生み出すスキルを磨こう。
・スーザン・ローンによると、社交能力に長けた達人には、こんな特徴がある。
1…相手を心地よくさせる力がある
2…自信があり、落ち着いている
3…他人を笑うのではなく、自分のことを笑いの種にする覚悟がある
4…相手に関心を示す、目を合わせる、自分のことも打ち明ける、質問をする、熱心に人の話を聞く
5…聞き手との距離を縮める。挨拶するときは身を乗り出し、固い握手をして、笑顔を見せる
6…エネルギーと熱意、すなわち、いきいきとした様子を示す
7…バランスよく、知識があり、礼儀正しい
・「賢者は直ちに行動する。愚者は最後に行動する」 ユダヤのことわざ
・コミュニケーションの最大の弊害は、『伝わっている』という幻想だ
・話上手な人は、最初は話し下手だった ラルフ・ウォルドー・エマソン
・ コミュニケーションの第一ルール、すなわち「つながり」の扉を開くための最優先プロセスは何だろう。それは「共通の基盤、共通点を探すこと」だ。
・私の見解では、共通基盤の発見を阻む壁が四種類あるようだ。「つながり」をつくりたいなら、その四つの壁を避けなければならない。
四つの壁
1 思い込み 「相手が考えていること、理解していること、感じていること、求めていることを、私は分かっている」(中略)
2 傲慢 「他人が何を知り、何を求めてようが、私の知ったことか」(中略)
3 無関心 「他人が何を知り、何を感じ、何を求めているかなんて、私にはどうでもいい」(中略)
4 支配 「私が何を知り、何を感じ、何を求めているか、他人に知ってほしくなどはない」
・人と上手くやっていく秘訣があるとすれば、そのひとつは、他人の視点を考慮に入れることだ。
・こんなジョークがある。「今日、科学者が、無関心の治療方法を見つけたと発表した。だが、誰も何も関心を示さないと言っている」
・「つながり」を築きたい相手とのあいだに溝を感じたら、向こうをこちらに合わせるのではなく、自分を相手の世界に合わせてみるのが得策だ。実際に歩み寄るのでもいいし、気持ちの上で歩み寄るのでもいい。
・スキルアップポイント
1 「私の気持ちわかりますか?」と聞く前に、「私は相手の気持ちを汲み取れているか?」と問う
・他人と心を通わせるため、重要な三つの言葉があります。第一に簡潔、第二に気軽さ、第三に反復です。もう一度繰り返していますよ! 簡潔、気軽、反復です
・短くしておけば、失敗は少ない。長々と話せば話すほど、失敗する可能性も多くなる。
・人は相手の印象から、次にあげる三つのポイントを判断する。
①信念(中略)
②信頼感(中略)
③人格
・人に何かを伝えるのなら、利き手が自信を持てるように、まずは話し手が自信を抱いていなければならない。
・「知らないことは話せない。感じていない気持ちは共感できない。もっていないものは伝えられない。自分のものでないものは差し出せない。差し出し、わかちあい、活かしていくためには、まず自分の手にそれを握っていなければならないのだ」
つまり、まずは自分が実践しなければいけないという意味だ。
●書籍『結果が出せる人になる「つながり」力』より
ジョン.C・マクスウェル (著)
上原 裕美子 (翻訳)
出版社: 辰巳出版 (2012/9/18)
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