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書籍『本のアクセシビリティを考える~著作権・出版権・読書権の調和をめざして』(公共図書館で働く視覚障害職員の会(なごや会) 編、読書工房 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『本のアクセシビリティを考える~著作権・出版権・読書権の調和をめざして』(公共図書館で働く視覚障害職員の会(なごや会) 編、読書工房 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・特権と障害者の情報アクセス権をめぐる国際的動向
河村宏(中略)

さまざまな権利をめぐる問題解決のキーワードは「ハーモニー」

最初にキーワードを申し上げておきたいと思います。国際的にみますと、やはり英語でいうと「ハーモニー」、日本語で言いますと「調和」という言葉が、さまざまな権利をめぐる問題を解決するうえで共通のキーワードとなっています。つまり、それぞれの権利を尊重する、そのうえで、どこで調和をさせるかをさぐる、それが国際的な基本的な動向であると、まず申し上げておきます。


・読書権:障害にかかわらず、出版物を享受する権利。一九七〇年頃から、視覚障害者の読書の権利を確立するために、視覚障害者読書権保障協議会や学生などが中心となり、さまざまな働きかけが行われた。現在では、視覚障害者のみならず、高齢者、読字障害者など、出版物へのアクセスが困難な人が、著作物を享受する機会を十分に確保することは課題となっている。


・三田誠広 (日本文藝家協会常務理事/ NPO 法人日本文芸著作権センター事務局長)(中略)

ヨーロッパでは、ほとんどの国で国家が基金を作りまして、図書館の貸し出しに対して、著作者にその基金からお金を分配するということをやっております。


・自由利用マーク:著作者が、自分の著作物を他人に自由に使ってもよいと考える場合に、その意思を表示するためのマーク。

「プリントアウト・コピー・無料配布」OKマーク、「障害者のための非営利目的利用」OKマーク、「学校教育のための非営利目的利用」OKマークの三種類がある。

http://www.bunka.go.jp/jiyuriyo/


●書籍『本のアクセシビリティを考える~著作権・出版権・読書権の調和をめざして』より
公共図書館で働く視覚障害職員の会(なごや会) 編
出版社: 読書工房 (2004年4月初版)
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