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書籍『最新 めまい・耳鳴り・難聴~耳の病気が原因の「メニエール病」「突発性難聴」や、脳の病気やストレスなどが原因で起きるめまい、耳鳴り、難聴の最新治療法と日常生活の注意点』(小川 郁 監修、主婦の友社 編集、主婦の友社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『最新 めまい・耳鳴り・難聴~耳の病気が原因の「メニエール病」「突発性難聴」や、脳の病気やストレスなどが原因で起きるめまい、耳鳴り、難聴の最新治療法と日常生活の注意点』(小川 郁 監修、主婦の友社 編集、主婦の友社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・あなたのめまいは、どんなめまい?
②ぐるぐるか、ふわふわか? (中略)

めまいの表現はさまざまですが、大きく分けると「回転性めまい」と「浮動性めまい」があり、そのほかにもいくつかのタイプがあります。(中略)

ぐるぐる回る「回転性めまい」(中略)
ふわふわする「浮動性めまい」(中略)
ぐらぐらする「動揺性めまい」(中略)
目の前が真っ暗になる「眼前暗黒感」(中略)
つまずきやすくなる「平衡失調」


・脳の疾患の中で、めまいと耳鳴り、難聴がセットで出現する割合が高いのは、聴神経腫瘍、一過性脳虚血結発作(椎骨脳底動脈循環不全)などです。


・静かなことを表現するときに、「シーンとする」といいますが、「シーン」というのは、静まり返っていることの文学的表現ではなく、体の中で発生している音を聴覚的に表現したものです。


・一般的に、次のような症状がある場合は、耳鼻咽喉科で聴覚や平行感覚の検査を受けたほうが安心です。

*突然、激しいめまいや耳鳴りが起きた。
*めまいを何度も繰り返す。
*耳が詰まったような感じが消えない。
*耳鳴りが1日以上続いている。
*耳鳴りがしだいに強くなるような気がする。
*耳鳴りのために仕事や家事ができない。


・キーポイントとなるのは、体の動きや位置を敏感に察知する機能を持つ耳です。耳は音を聞くための聴覚器官であり、なおかつ体のバランスを保つための平衡器官でもあります。


・突発性難聴……その名のとおり、突然に難聴になる(中略)

原因 ストレスによって発症する可能性が大(中略)

現時点では、内耳循環障害とウイルス性内耳炎が有力な原因ではないかと考えられています。


・突発性難聴(中略)

治療 早めに受診すれば、聴力回復の可能性が大きい(中略)

約30%患者さんは完全治癒に至り、約50%の患者さんは完全治癒には至りませんが聴力の回復が可能です。しかし、残念ながら、残りの約20%の患者さんは、どのような治療を行っても改善が見られません。


・急性音響性難聴……コンサートやヘッドホンで発症(中略)

症状 大きな音を聞いたあとに難聴が発症する


・脳梗塞・小脳梗塞……めまいのほかに神経症状がある(中略)

症状 舌がもつれる、片方の手足に力が入らない、体の半身がしびれる、物が二重に見える……などの症状がある場合は、脳の障害によるめまいと考えられます。(中略)

治療 早期受診をすれば後遺症も軽くすむ

脳梗塞や小脳梗塞を発症してから3〜6時間を超急性期といいます。この間にとだえた血流を早急に回復させることが治療の最大のポイントです。発症してから治療までの間に時間がかかればかかるほど、脳に重い後遺症を残すことになり、命に関わることもあります。


・高脂血症

高脂血症は、血液中のコレステロールや中性脂肪がふえすぎる疾患です。特に悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロール値が高いと、血管壁におかゆ状のコレステロール(アテローム)がたまり、血管の内径が狭くなって詰まりやすい状態になってしまいます。椎骨脳底動脈循環不全はもちろん、脳梗塞を引き起こす危険性が高くなります。


・めまいを起こしにくくする「めまい体操」(平衡機能訓練)

あえてめまいを起こしてめまいに慣れていく(中略)

めまい体操は、頭や体を動かすことで意識的にめまい起こし、めまいの状態になれることを目的とした平衡機能訓練です。メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経園など内耳性のめまいの改善に有効です。


・食事の大原則(中略)

特に心がけて摂取したい栄養素がビタミンB12です。ビタミンB12はめまいや耳鳴りを楽にする治療薬としても用いられており、レバー、豚肉、さんま、あさり、しじみ、カキなどに多く含まれています。


●書籍『最新 めまい・耳鳴り・難聴~耳の病気が原因の「メニエール病」「突発性難聴」や、脳の病気やストレスなどが原因で起きるめまい、耳鳴り、難聴の最新治療法と日常生活の注意点』より
小川 郁 (監修), 主婦の友社 (編集)
出版社: 主婦の友社 (2006年3月初版)
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