書籍『肥満専門医が教える内臓脂肪を減らすコツ』(岡部 正 著、山下 香恵 著、同文書院 刊)より
このウェブサイトにおけるページは、書籍『肥満専門医が教える内臓脂肪を減らすコツ』(岡部 正 著、山下 香恵 著、同文書院 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・内臓脂肪を減らすキーワードは、三つの「き」です。すなわち、「動機」と「知識」と「根気」です。
・脂肪の付き過ぎが肥満の元凶なので、肥満の基準というものは、単に身長と体重から一律に割り出すではなく、オーダーメイドで考えていかなければならないと思います。
体脂肪率を測定し、BMIが二二でも体脂肪率が三〇%以上あれば、それは脂肪の付き過ぎによる肥満ということになります。
・内臓脂肪……内臓周辺に付く脂肪
皮下死亡……皮下に付く脂肪
異所性脂肪……内臓そのものや筋肉などに付く脂肪(例:脂肪肝)
・腹筋の上に付くのが皮下脂肪で、腹筋の中に付くのが内臓脂肪です。しかし、顕微鏡で見てもその違いはわかりません。ですから、付く場所で区別した名称になります。
・太る口ぐせ①「そんなに食べていないんですけど…」(中略)
太る口ぐせ②「太る体質なので仕方ありません」(中略)
太る口ぐせ③「水を飲んでも太ります」(中略)
太る口ぐせ④「あの人の方が太っていますよ」(中略)
太る口ぐせ⑤「痩せようと思ってるんですけど…」(中略)
太る口ぐせ⑥「太ったけど体調すごくいいんですよね」(中略)
太る口ぐせ⑦「付き合いが多くて…」(中略)
太る口ぐせ⑧「ちょっと面倒ですね」(中略)
人の口ぐせ⑨「お菓子は絶対食べません」(中略)
人の口ぐせ⑩「痩せようと思えばいつでもできます」(中略)
・いくら長時間サウナで汗をかいても水分が出るだけで、決して脂肪は減りません。
・内臓脂肪を減らすための最もシンプルなコツは、たった2つです。
①早食いをやめる。
②間食を減らす。
・太った原因は人それぞれ違いがあるので、自分でわからなければ改善しようがありません。それを究明せずに、自分に合ってない方法でやってみても長続きしません。今の生活習慣を微調整しながら少しずつ変えていく方が、長続きするのです。
・内臓脂肪を減らすには睡眠の質も重要(中略)
夢をよく覚えているということは、眠りが浅かったり、夜中に目が覚めてしまったりした可能性があり、質のいい睡眠がとれていない場合があります。
・食べ過ぎたことを反省はしても、後悔する必要はないのです。
・サウナでいくら汗をかいたところで、脂肪が燃焼しているわけではなく、体から出た汗の分だけ、一瞬体重が減ります。
・むしろ冬の方が人は痩せます。寒さから体を守るために体を保とうとするので、熱を作り出すときにカロリーを使うのです。
・大豆製品の中でも油揚げや厚揚げなどは、どのような油で揚げているか注意が必要です。食品表示を確認し、トランス脂肪酸を含まない油を使用しているものを選んでください。
・ユネスコに登録された和食とは、日本人が古来より食している一汁山菜の食事スタイルであって、お好み焼きや焼き肉や寿司のことではありません。
・地中海料理は健康に良いことが分かっています。主にシーフードをよく食べ、緑黄色野菜、豆類を多くとり、オリーブオイル・ナッツ類・ハーブ類で調味し、塩分も控えめです。
運動は楽にできるレベルから始める(中略)
初めに、「何かを頑張ってやろう」というレベルよりももっと低い、「頑張らなくてもできる」というレベルから目標を設定してみてください。辛いなぁ……と思うとできなくなってしまいますから。
・内臓脂肪を減らすのにお勧めの運動は「歩くこと」(中略)
大股で歩いたり、早歩きするのも効果的です。お肌を5センチ広げると、消費カロリーが一・五倍アップするといわれています。
・運動を長続きさせるには、(中略)なによりも運動を生活の中に取り入れてしまうのが一番です。
●書籍『肥満専門医が教える内臓脂肪を減らすコツ』より
岡部 正 (著)
山下 香恵 (著)
出版社: 同文書院 (2016年2月初版)
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