大山 旬 氏 書籍『おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」』(大和書房 刊)より
このウェブサイトにおけるページは、書籍『おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」』(大山 旬 著、大和書房 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・実生活の中で変に目立ちすぎず、周囲の人たちに「さりげなく好印象を与える」ということを最も大切に考えています。
・“男性のファッションは、清潔感があってシンプルがいい“
これが女性の持つ理想の男性ファッション像です。
・コレをやってはいけない
①流行服ばかり買う > コーディネートで迷う
②定番服だけを着る >見ていて退屈
・流行の服ばかりを揃えると、コーディネートで必ず迷うようになります。(中略)まずは派手さのない定番アイテムから買い揃えていきましょう。
・僕の場合、定番アイテムは3~5年ごとに買い換えるようにしています。買って数年も経てば素材の風合いも大分くたびれますし、デザインも少しずつ古臭く見えてきます。3~5年というのは定番を入れ替えるのにちょうどいいスパンです。
・“定番アイテムの中に、1~2点だけ流行アイテムを取り入れる“
・「2つの基準」で服をどんどん手放す(中略)
まずは、5年以上前の服は手放すというルールです。(中略)
そして2つ目。着ていて気持ちが上がらない服も手放してください。
・コレをやってはいけない
①全身ファストファッション > 大人っぽさや上品さが出ない(中略)
なぜなら、安い服だけで全身をコーディネートするのは実はとても難しいからです。特に、デザインがシンプルな服ほど生地の持つ雰囲気や細かなシルエットの差、また縫製の差が目立ちます。
・シャツやジャケットなどの「目立つ部分のアイテム」はセレクトショップで購入して、ボトムスやTシャツなどの「下地となるアイテム」にユニクロを活用しています。
つまり、部分的に取り入れることでバランスを取るようにしているのです。
・セレクトショップというのは、1つのお店の中に様々なブランドのアイテムが並んでいるお店のことを指します。
・押しが強くない「セレクトショップ」で買う(中略)
投資ができる人には、エストネーションやバーニーズニューヨークをおすすめします。
・自分のファッションは自分で管理する“
これがおしゃれの一番の近道です。自分がどんな服を持っていて、何が足りていないのか。相手にどのような印象を与えたいのか。ファッションの目的を誰よりも理解しているのは、やはり自分自身です。
・大人の男性がもっとも優先して選ぶべき色は「ネイビー(青色)」です。色選びに困ったら、まずはネイビーを選ぶようにしましょう。(中略)
特にジャケット、ニット、アウターなど、外側に羽織るものにネイビーを選ぶと、着こなしが締まります。
・ネイビーに合わせやすいのは何色なのか? (中略)
その中でも、もっとも相性がいいのは「白」です。紺と白との組み合わせは、もっとも定番的であり、とても爽やかに見えます。白シャツや白ジーンズなどで取り入れることをおすすめします。
・シャツで揃えたいのは、白のボタンダウンシャツ、デニムシャツ、ギンガムチェックシャツの3枚です。これらは、季節を問わずに使える基本の3枚です。(中略)
ギンガムチェックシャツ(中略)
柄の大きなチェックではなく、まずは小ぶりなギンガムチェックを選ぶと失敗がありません。
・ボトムス(中略)
コレを揃える!
ブルージーンズ
コットンパンツ(ネイビーかグレー)
ホワイトジーンズ
・ボトムズ(中略)
たとえば、ユニクロには様々なシルエットのジーンズがありますが、その中でも選ぶべきなのは「スリムフィット」です。体型が細ければ、もっとも細身である「スキニーフィット」を選んでもかまいません。
ただし、もも回りがぴちぴちになるのは避けてください。実際、男性の細すぎるボトムスを嫌がる女性が多いです。程よいフィット感を意識するといいでしょう。
・ジーンズはユニクロが非常に優秀です。4000円前後で優れたジーンズを買うことができます。
・おしゃれな人ほどニットを上手に取り入れてます。
・薄手のニット(中略)
重ね着が上手にできるようになると、おしゃれに見えるようになります。
・薄手のニット
シャツの上に重ねてキルト、コーディネートに奥行きが出て素敵に見えます。
・ざっくりニット
ざっくりニットは、アウターとして活躍するニットです。シャツやTシャツの上に軽く羽織れば、それだけで大人っぽい着こなしが完成します。
・ざっくりニットは、襟のついたものを選びましょう。
・アウターのメソッド
これを揃える!
ステンカラーコート
チェスターコート
ダウンジャケット
・過去に買った一張羅のコートを大切に保管している人もいますが、それが再び活躍することはありません。
アウターにもゆるやかな流行の変化があります。3年で見直し、5年で買い替えるというサイクルを意識しましょう。
・スニーカー(中略)
機能的なスニーカーよりも、見た目も機能もシンプルである「ローテクスニーカー」が大人の男性にはよく似合います。
たとえば、アディダスのスタンスミスやニューバランスのM1400やM998などが挙げられます。これらは時代に左右されない定番のスニーカーなので、気に入ったものがで構いませんので一足揃えましょう。
・シャツで必要なのは、「白の無地」「淡いブルーの無地」「白×ブルーノ細かいストライプ」の3種類です。
・シャツ(中略)
襟先の角度が90~100度前後に広がっているものを選んでください。量販店や通販で売られている格安のシャツには、「レギュラーカラー」と呼ばれる襟先の角度が75~90度と狭いものも多いですが、これを選んではいけません。以前は定番的な襟型でしたが、今では少し古くさい印象を与えてしまいます。
・バッグ(中略)
安物は頼りなく見えがち!
流行に左右されにくい上質なものを選択
・バッグ(中略)
ナイロン製のバッグは、安いものを買ってしまうと頼りない印象を与えるので、少し価格帯は高いですがフェリージのバッグをおすすめします。
・バッグ(中略)
荷物が多く、堅牢な素材を求める人ならば、バリスティックナイロンで作られたビジネスバックをおすすめします。
・バッグ(中略)
より定番的で安定感のあるデザインを選びたい人はトゥミを、今っぽさを取り入れたいという人はブリーフィングを選んでみてください。
・バッグ(中略)
レザーバッグであれば、国内のバッグブランドであるペッレ モルヒダのレザーバックもおすすめです。
5~6万円と決して安くはありませんが、皮の質感も上質ですし、高級感が漂います。流行に大きく左右されず、数年使うことができます。
・インナーで大きな失敗をしている人が多い(中略)
●ネクタイを外したときに首元からインナーが見える
●シャツの上からランニングの線が透けて見える
これではスーツスタイルが台無しになってしまいます。(中略)
着てないように見えるものを カットオフインナー(中略)
インナーにはさまざまな色がありますが、中でもおすすめはベージュです。(中略)
インナーは見えないことがもっとも重要なアイテムなので、目立ちにくいものを選ぶようにしましょう。
・オーダースーツに挑戦する(中略)
中でもこだわりたいディテールはボタンです。オプション価格になりますが、「本水牛(ほんすいぎゅう)ボタン」選ぶと高級感が漂います。ボタンは意外に目立つので、こだわりを持って選んでみてください。
・万能で最強のアイテム!
ラクに着られるネイビージャケットを揃える(中略)
「ジャケパンスタイル」における主役アイテムです。どんなにカジュアルなスタイルでも、これさえ羽織れば、すぐに大人っぽく見せることができます。大人の男性にとってのマストアイテムともいえます。(中略)
ラルディーニのネイビーの無地ジャケット(中略)
様々なカラーバリエーションのジャケットを揃えるよりも、まずはネイビーを1着揃えれば充分です。これほど合わせやすく、かつ好印象なジャケットは他にはありません。(中略)
素材はウールのホップサック生地やジャージー素材がおすすめです。ホップサックというのは、麻袋のようなざっくりとした織りの生地のことを指します。一方でジャージー素材は生地がしなやかで肌触りもよく、とても心地がいい素材です。
このようなオーソドックスなジャケットはスーツカンパニーで取り扱っています。価格は2万円前後ですので手に入りやすいでしょう。
・ホワイトジーンズ
ジャケパンスタイルの中でも、ネイビーとホワイトの組み合わせはもっとも爽やかに見えるコーディネートです。
・少し価格は上がりますが、イタリアのボトムス専業ブランドであるインコテックスのスラックスは非常にシルエットがきれいです。
・レザーのトートバック(中略)
シンプルなレザーのトートバックはユナイテッドアローズやシップスのオリジナルのものがおすすめです。3~4万円程度で上品なトートバックが手に入ります。
・予算を掛けずにおしゃれを楽しむ方法(中略)
はじめに揃えたいのはジーンズです。ブルージーンズやホワイトジーンズはユニクロでよいものが揃います。形は「スリムフィット」がおすすめです。細身のシルエットですが、ピタピタにならず、大人の男性が履いても違和感がありません。
・インコテックスのボトムスは、履いているだけで足が長く見えるという特徴があります。
・ラルディーニとリングヂャケット
大人の男性であれば1着は揃えておきたいカジュアルジャケットですが、おすすめはイタリアのジャケット専用ブランドであるラルディーニと、日本の老舗ブランドであるリングヂャケットです。これらの専業ブランドのジャケットはムダなゆとりがなく、身体に程よくフィットしながら動きやすさも兼ね備えています。
・アイテム別の専門ブランド早見表
スーツ/ジャケット ラルディーニ、リングヂャケット
ビジネス用シャツ バルバ、ギローバー
ネクタイ フランコバッシ、ステファノビジ、ドレイクス
ビジネスシューズ クロケット&ジョーンズ、チーニー、三陽山長
チェスターコート ラルディーニ、ハリスワーロンドン
ポロシャツ ギローバー、クルチアーニ
ジーンズ レッドカード、エージー
パーカー ループウィラー、ジェームスパース
Tシャツ スリードッツ、サンスペル、サタデーズサーフニューヨーク
ダウンジャケット タトラス、デュベティカ、ヘルノ
ボーダーカットソー オーシバル、セントジェームス
ステンカラーコート マッキントッシュ、マッキントッシュ フィロソフィー
スニーカー アディダス、ニューバランス
メガネ オリバーピープルピープルズ、フォーナインズ
・「ファッションがいまいち」というだけで、だらしなく見えたり、あまり信頼できなそうに思えたり、外側の情報に惑わされてしまうものです。
●書籍『おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」』より
大山 旬 (著)
出版社: 大和書房 (2016年10月初版)
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