長谷部 誠 氏 書籍『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』(幻冬舎 刊)より
このウェブサイトにおけるページは、書籍『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』(長谷部 誠 著、幻冬舎 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・僕のキーワードは「心」です。僕は「心」を大切にしています。(中略)
僕にとっての「心」は、(中略)ピアノの言うところの「弦(げん)」であり、テニスで言うところの「ガット」なのです。(中略)
「メンタルを強くする」と言うよりも、「調整する」「調律する」と言った方が適している感覚。
・意識して心を鎮める時間を作る。(中略)
一日の最後に必ず30分間、心を鎮める時間を作りたかった
・決戦へのスイッチは直前に入れる。(中略)もしかしたら自分は、あまりイメージトレーニングをしすぎると、本番前に冷静さを失ってしまうタイプなのかもしれない(中略)
つまり自分に合った準備の仕方を突き詰めて考えるべき
・整理整頓は心の掃除に通じる。(中略)きれいになった部屋を見たら、誰だって心が落ち着く。僕は心がモヤモヤしたときこそ、身体を動かして整理整頓をしている。心の掃除もかねて。
・気がついたら僕は胃痛を完全に克服していた。(中略)読書に力を入れるようになったことなど、いろいろな蓄積があって克服できたのだと思う。
・マイナス発言は自分を後退させる。(中略)
愚痴で憂さ晴らしをするのは自分の問題点と向き合うことから逃げるのと同じ。ゆえに逆に愚痴を言わないように心がければ、自ずと問題点と向き合えるようにもなるのだ。
・恨み貯金はしない。(中略)監督が悪いんじゃない。自分の力が足りないから試合に出られないんだ
・お酒のチカラを利用しない。
・子どもと一緒にいると僕自身がすごく癒される
・孤独に浸かる---ひとり温泉のススメ---(中略)
・旅は計画せずに行くのが僕のスタイル。旅先で仕入れた情報で何をするかを決める。ちなみに女将さんはある程度年配の方が知識もあり、話しやすい。
・本当に気に入った温泉はリピートする。たとえば、静岡県伊豆の修善寺温泉『あさば』。1675年創業の老舗旅館で、寺のような重厚な門をくぐると池の対岸のある能舞台が目に飛び込んでくる。露天風呂は竹林や山の緑に囲まれていて、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になる。(中略)
静岡県熱海の『蓬莱(ほうらい)』も思い出の宿のひとつだ。(中略)
※参考:静岡県伊豆の修善寺温泉『あさば』のウェブサイトはこちら
※参考:蓬莱旅館は、星野リゾート「界 熱海」に生まれ変わります。2020年7月13日現在の情報です。
星野リゾート「界 熱海」のウェブサイトはこちら
・自分と向き合う方法は、主に2つある。ひとつは孤独な時間を作り、ひとりでじっくりと考えを深めていくこと。僕にとっては読書も、ひとり温泉も、ここに含まれる。そしてもうひとつは、尊敬できる人や仲間に会い、話をすることで自分の立ち位置を客観的に見ることだ。
・努力や我慢はひけらかさない。(中略)「痛いけど、頑張ります」と応えるのは、『100%のプレーができないと思いますけど、許してくださいね』と言い逃れをしているようだ。自分が発する言葉というのは自分自身に語りかけているところがある。
・口にした言葉は自分の耳を通じて、自分の心に届く。
・「考えは常に変わっていくもの」というのが僕のモットーのひとつ
・夜の時間をマネージメントする。(中略)
普段から「いい睡眠」を取るために夜の時間を自分自身でマネージメントできているかが鍵になる。
・「大一番で力を発揮するためにどうすればいい?」と聞かれるが、僕はそのときに「平穏に夜を過ごし、睡眠をしっかり取る」と答える。
・睡眠は普段からのリズムが大切で、大一番の前日に急に「いい睡眠をしよう」と思ってもうまくいかない。勝負所で結果を出すためには、日々のリズムを普段からどれだけ整えられるかにかかっている。
・時差ボケ(中略)
僕には自己流の時差対策がある。それは就寝時間を帰国の約1週間前からちょっとずつ早める、という方法だ。
いつも僕は夜12時くらいに就寝しているで、まず6日前は11時45分にベッドに入る。続いて5日前は11時半、4日前は11時15分、3日前は11時・・・・・・という感じで寝る時間を早めていく。
・他人の失敗を、自分の教訓にする。(中略)僕はふとある“相関関係”に気がついた。まわりの選手を見ていると、夜遊びをして、たくさんお酒を飲んでいる選手ほど筋肉系のケガをする確率が高かったのだ。
・しかし僕は知っている。難しい道ほど自分に多くのものをもたらし、新しい世界が目の前に広がってくることを。
・道に迷ったときは、「どちらが難しいか」を考えると同時に、「どちらが得るものが多いか」も考えるようにしている。
・「直(ちょく)にして礼なければ即ち(すなわち)紋す(こうす)」
正義感が強すぎて、真面目すぎると、かえって周囲を絞めつけてしまう、という意味だ。
・日本の文化と歴史(中略)
海外でプレーする選手の多くが、移籍をきっかけに日本をより深く知りたいと思うようだ。
・僕がなぜこのように「心を整える」ことを重視しているのかというと、僕自身、自分が未熟で弱い人間だと認識しているからです。
・自分の弱さを知ってこそ、人は他人に優しくなれるのではないでしょうか。
●書籍『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』より
長谷部 誠 (著)
出版社: 幻冬舎 (2014年1月初版)
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