中島 みゆき 氏 書籍『中島みゆき第二詩集 四十行のひとりごと』(天理教道友社 刊)より
このウェブサイトにおけるページは、書籍『中島みゆき第二詩集 四十行のひとりごと』(中島 みゆき 著、天理教道友社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・こちらも新聞社の編集者さんなので、誤字・脱字・慣用表現には、さすが素早く厳しく、しつこく、もとい丁寧にご教授いただき、冷や汗と共に心より感謝申し上げる次第である。
・頭を下げたくらいのことで人格は下がらない
頭を下げさせようと図ったときにこそ人格は下がる
・つらいことがあると人は まるで牛になったみたいに
つらい気持ちを反芻して もっと自分をつらくします
牛なら 草を選ぶことです
嬉しいことも 反芻したらもっと自分を嬉しくします
食むなら 嬉しい草を選ぶことです
・一寸先は闇だなんて 縁起でもないこと言わないでよ(中略)
どうして 一寸先は光だと言わないのかしらと
耳をふさぎながら私は苛立った
いい年になって初めて 私は気がついた
とんでもなく意味をとり違えていたと 気がついた
一寸先は闇という話は
お先真っ暗という意味とは 全然違っていたらしい(中略)
本当の意味は
一寸先のことさえも 予知はできないという話だった(中略)
予知なんかできなくたって
一寸先のために 今できることをするほうが実用的
・祭りは祀り
逢えなくなってしまった人が きっと来ている
●書籍『中島みゆき第二詩集 四十行のひとりごと』より
中島 みゆき 著
出版社 : 天理教道友社
発売日 : 2020/10/1
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