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喜多川 泰 氏 電子書籍『運転者~未来を変える過去からの使者 Kindle版』(ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、電子書籍『運転者~未来を変える過去からの使者 Kindle版』(喜多川 泰 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・電話帳にすべての人の家の電話番号が載っていたなんて、個人情報にうるさくなった今の人には信じられないことだろ


・君の仕事は運転手だろ。客が連れて行ってほしいところに車で連れて行くのが仕事じゃないのか?」 「違います。運を転ずるのが仕事です。だから私は、岡田さんが連れて行ってほしいところに、車を走らせるわけではありませんよ。岡田さんの人生の転機となる場所に連れて行くだけ


・上機嫌でいないと、運の転機を感じることはできません。機嫌が悪い人は、人生を大きく変える大逆転のチャンスすら、イライラしたまま、さっさと終わればいいのに、と思ってしまう


・本当は〈運〉にいいも悪いもないんですよ」 「なんだって?」 「だから、運がいい人なんていないし、運が悪い人なんていない。運はそういうものじゃないんです


・「いいですか、岡田さん。運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりしないんです。ポイント貯めてないのに何かもらえますか? 誰もそんなこと、期待しないでしょ。でも、運となると、貯めてない人ほど期待するんです


・「そうですよ。運は〈いい〉か〈悪い〉で表現するものじゃないんですよ。〈使う〉〈貯める〉で表現するものなんです。だから先に〈貯める〉があって、ある程度貯まったら〈使う〉ができる。少し貯めてはすぐ使う人もいれば、大きく貯めてから大きく使う人もいる。そのあたりは人によって違いますけどね。どちらにしても周囲から〈運がいい〉と思われている人は、貯まったから使っただけ


・とにかく頑張っても報われないときは運が貯まっているんですよ。努力をしてすぐ結果が出たり、何かいいことが起こったりする人は、貯めた運を小出しに使っているだけで、他の人より取り立てて運がいいわけではないですよ。同じだけ努力をしたのに結果が出なかった人は、その分、運を貯めたんです。あとでもっといいことが起こります」


・「忘れちゃダメですよ。上機嫌。機嫌が悪いと、運の転機をつかむアンテナは感度が鈍ります


・人生において『誰のせいでこうなったと思ってるんだ』なんてセリフ、二度と使っちゃダメですよ。だってね、あえて言うとですよ、あなたのせいでそうなったんです


・上機嫌でいないと運の転機を感じるアンテナは働かないですよ


・ 「俺は上機嫌だったぞ……」 運転手は修一の言葉を遮るように首を横に振っていた。 「きっと違います。岡田さんは上機嫌じゃなかったんですよ。〈機嫌がいいふり〉してただけじゃないですか? 保険の契約をしてくれる人を見つけるため


・ほとんどの人が相手のそれまでの人生になんて興味がないんです。代わりに、この人お客さんになってくれるかなって、自分の財布の中身を増やしてくれる人かどうかばかり考えてる。でも相手のことに興味を持って、何でもいいから接点を見つけて、会話が始まれば〈見知らぬ人〉ではなくなり、それが重なると〈知人〉になり〈友人〉になり、ときに 〈恩人〉になっていくわけ


・『不幸なことばかり起こるのに、上機嫌になんてなれるわけないだろ!』って。そうじゃないですよ。基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せの種を見つけることなんてできない。ただ、それだけです」


・「損得から離れる?」
「ええ。そうです。自分が得しそうだと思ったら行動する。損しそうだと思ったらやめる。それがあまりにも当たり前のように染みついてしまっているんだと思います。もっと純粋に未知のものに対して『楽しそう』『面白そう』って思ってみてもいいんじゃないでしょうか」


・得しそうだと思ったら動くけど、そうじゃないと判断したら動かないという基準を変えた方がいいです。どこでどうつながるかわからないんです。


・運が好転するということは、別の言い方をすると、人生のターニングポイントということです。つまり、そこを起点として人生がどんどん良くなっていくのであって、そこで何かすごいことが起こると言うわけではないんです。あとから考えれば『あそこが始まりだったな』と気づくだけです。だからもちろん何も起こらないわけではないんですが、何か特別なことが起こったようには感じられないんです


・「今、頑張っているんだから、今すぐ結果が出てほしいと思っているということか」

「はい。でも、なかなか結果が出ないと言って苦しんでいるんです。人によっては自分は運が悪いとか思い始めます。頑張っているのに報われないって言う人はみんな、種を巻いてそれを育てているんですが、ちゃんとした収穫時期の前に『まだ育たない』と言って嘆いているようなもんです。もっと長い目で見たら、報われない努力なんてないんですよ。あまりにも短い期間の努力で、結果が出ることを期待しすぎているだけです。今日頑張って、明日実になるなんてどんなに早く育つ種でも無理なことですよ」


・事実、報われない努力なんてないですから


・上機嫌でいるというのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めるということなのかもな


・自分の機嫌は自分でとれる


・「ちりも積もれば山となるじゃなくてさ、最初から山みたいに運を貯める方法ってないのかよ」(中略)

「ありますよ」

「どうすればいい。教えてくれ」

「誰かの幸せのために自分の時間を使うんです」(中略)

「そうです。でも続きがあります。誰かの幸せのために自分の時間を使うじゃないですか。そうすると、それによって何かを得ますよね。そのときしてあげたことと、してもらったことの差が〈運〉です」


・今日を境に次の世代のために運を貯めるように生きていきたいと思ってね


・誰かの努力、ひたむきな姿勢は、他の人に幸せをもたらす力があるということです


・実際、世の中は誰かが頑張る姿からもらったエネルギーの集合体なんですよ。結果からもらったエネルギーの集合体じゃない。みんなそうやって、たとえば娘の頑張る姿を見て『俺も頑張らないと』って思って、大変なことも乗り越えるエネルギーをもらっている。そんな大人が集まって仕事をしている、そのエネルギーがあるから、社会を動かしているんです。娘の出した結果を見て、エネルギーをもらっているわけじゃないでしょ


・自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっているときには誰にもわかりませんよ。どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくというのが〈生きる〉ってことなんです。だから、どんな出来事だってプラスにできますし、逆にどんな出来事もマイナスに変えてしまうことだってできる。


・本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えるってことでしょう。


・使う運より、貯める運を多くする


・損得で言えば、人生を通じて『損』をしろと言われてるようなものだから。自分のしたことよりも得ることをできる限り小さくして、それでもなおかつ、得るものが多い、そんな人生にしようと言われているのだ。


・でも、こんな自分に自信が持てないんだ。どうすればいい?」

「まず誰かと比べるのをやめるといいですよ。他の人の人生と比較するのをやめて、自分の人生に集中して。他の人はその人の人生を生きて、その人の役割を果たしています。だから多くを持っているように見えても、上手くいってるように見えても関係ないじゃないですか。それよりあなたの人生をしっかり見つめてみてください。そうすれば、自分がどれだけ恵まれているかわかります。まずは、自分が恵まれているということに心から気づけること。そこから始まります。そこに心から気づけば、自分ほど恵まれている人はいないんじゃないかって思えるようになっていきます」


・報われない努力なんてないさ


・自分の人生において未来に到達したい目標地点が初めてできたことに気づいた。現状は厳しい。前途も多難であろう。でも内側から湧いてきたやりたいことがあるときには、未来というのは明るく見えるものだ。


・ちょっと何か起こると反射的に『最悪』って思いがちなんですけど、『むしろよかったじゃないか』って思ってもいいと思うんですよ


●電子書籍『運転者~未来を変える過去からの使者 Kindle版』より
喜多川 泰 著
出版社 ‏ : ‎ ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 ‏ : ‎ 2019/3/28
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