ホレイショ・アルジャー 氏 書籍『ぼろ着のディック』(畔柳 和代 翻訳、KADOKAWA 刊)より
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・将来の地位は、主にきみにかかっている。きみのやる気次第で高くも低くもなると覚えておくんだよ
・知れば知るほど、もっと知りたくなるんだ」
「じゃあ、勉強には終わりってないの」
「うん」
・解説(中略)
ベストセラー作家でありながら、出版社との契約に無知で、生涯、経済的な成功とは無縁であった。
・解説(中略)
すべて読み捨てといってよい廉価版で出版され、出版点数の正確な記録は残っておらず、また全体の売り上げ部数も一七〇〇万部から三〇〇〇万部まで、さまざまに推定されている。膨大な数が売れたことは間違いない。こうして、彼は小説家として確実に成功の道を歩んだかにみえたが、現実には、既に述べた通り、印税を歩合制ではなく、買い取り制にしていたため、利益はすべて出版社に横取りされ、彼は自分の小説で成功の秘訣を説きながら、成功とはおよそ縁のない生涯を送った。
●書籍『ぼろ着のディック』より
ホレイショ・アルジャー 著
畔柳 和代 翻訳
出版社 : KADOKAWA
発売日 : 2024/2/22
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