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マウンティングポリス 氏 書籍『人生が整うマウンティング大全』(技術評論社 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『人生が整うマウンティング大全』(マウンティングポリス 著、技術評論社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・マウンティングとは「マウント」とも略称され、相手に対して自身が優位な立場であることを誇示する意味合いで用いられる言葉だ。


・自身の充実した生活をSNS上でアピールする「マウンティング合戦」が絶え間なく繰り広げられ、マウンティングによって精神を疲弊させる「マウンティング疲れ」が増加した結果、深刻な社会問題となりつつあるのだ。


・グローバルマウントを展開する人の多くは、「世界では〜」「国際的に見ると〜」などと述べ、実際には存在していない「グローバル基準」を勝手に創り出し、「自分は世界を知っているぞ」と自慢する傾向がある。


・「空港マウント」を展開する人の投稿には「いいね」を欲しがる承認欲求が透けている場合が多く、そのせいで周囲から失笑を買ってしまうことも少なくない。次のような例が挙げられる。

●羽田空港国際ターミナルの混み具合を報告し、「海外にいかれる方へくれぐれもご注意ください」と注意喚起

●「ANAダイヤモンドラウンジ」などの空港ラウンジで、知り合いと遭遇したことをうれしそうに投稿


・古典愛読マウント(中略)

古典を愛読していることを自慢して教養をみせびらかす行為は、自身の知性にコンプレックスを持っていることの裏返しであり、ビジネスの世界で勝てなくなった人がやりがちなマウントの典型的なパターンの1つとされる。


・現代アート愛好家を自称する人物は、現代アート作品自体ではなく、「現代アート作品を購入している自分」というマウンティング体験をしているという指摘がある。実際、成功者が希少なアート作品を購入し、「アートコレクター」を称することで、自身の持つ富と教養を誇示しようとする光景が時折見られる。


・地方移住マウントを展開する人の一部は、地方生活の素晴らしさを強調し、「いかに自分が素晴らしい選択をしたか」を声高に叫ぶ傾向がある。


・著名人と知り合いマウント(中略)

著名人と日常的に交流している事実を示すことで、自分が著名人と対等にわたりあえるレベルの人物であることを示す


・他人と比較される機会が急増する現代社会においては、

「他人より優れていると感じたい」
「見下されたくない」
「自分の方が格上であると思われたい」

といった、他人との比較をベースとしたマウンティング欲求を満たすことへのニーズが高まってきている。


・マウンティング欲求には、さまざまな種類がある。たとえば、

「経済的に豊かであると思われたい」
「頭が良いと思われたい」
「パートナーから愛されていると思われたい」

などだ。いずれも、人間の生存や生殖にとってなくてはならない大切な欲求である。


・肩書きが多すぎる人は常に何かに対して怯えている傾向


・スタバ(中略)

創業者のハワード・シュルツ氏は、創業の背景について「本当に作りたかったのは、居心地の良い場所。深煎りコーヒーだけではありません」と述べており


●書籍『人生が整うマウンティング大全』より
マウンティングポリス (著)
出版社 ‏ : ‎ 技術評論社
発売日 ‏ : ‎ 2024/2/14
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